【東海道53次・京方面3日目】 :朝日駅〜近鉄泊駅(12.8km)

W3.四日市宿  (現在の三重県四日市市)


東海道53次四日市宿の浮世絵  (広重『東海道五拾三次之内 四日市』より)

この日はJR朝日駅からスタート。
今回のルートはどうやら高速や鉄道の高架をくぐったり、踏切を渡ったりすることが多いみたい。
伊勢湾岸自動車道、三岐鉄道、JR、三岐鉄道、近鉄。
これだけの交通機関が交差するのは、この場所が交通の要所だからでしょうか。

高速を潜る  鉄道を潜る

また、この日の経路には常夜灯が沢山あったのが特徴的です。
さらに、東海道歩きをする旅人のための標識が多いのも特徴的で、これは実に助かります。

常夜灯  標識

さらに、街道沿いにはお寺や神社が沢山あって、しかも無料でトイレを利用できるので、旅人にはとてもとても助かります。 常照寺にトイレ休憩に立ち寄ったら、境内ではお寺の障子張り替えをしていました。

おばさんから「お兄さん、学生さん?」「東海道を歩いているの?へぇ〜凄いね。」と声を掛けていただきました。

お世辞なのか、どうも旅先で学生?と聞かれることが多いのだけど、もういい歳です。

常照寺  地元の方々

三滝橋を渡ると四日市の市街地に入っていきます。ちなみにここは広重『東海道五拾三次之内 四日市』に描かれた場所です。 江戸時代には何もない殺風景な場所だったようですが、現在の三滝橋からは四日市のコンビナートがよく見えます。いかにも四日市らしい風景です。

三滝橋  コンビナート

堤防の壁には広重の浮世絵が描かれています。せっかくなので巨大な浮世絵をバックに記念撮影。

巨大な浮世絵

三滝川を渡ると「なが餅」の看板を出した天文19年(1550年)創業の老舗「笹井屋」さんが見えてきます。 もちろん、名物「なが餅」を購入。なが餅は、あんこを餅で包んで焼いたもので、細長い形が特徴的。安永立場で売られていた安永餅とそっくり。 味は安永餅のほうがあんこが甘さ控えめな感じです。昔は、長い形をした餅が伊勢神宮参拝のお土産だったそうです。

笹井屋  なが餅

こちらは、「すぐ江戸道」「すぐ京いせ道」と刻まれた道標です。 このように、指で方向指示をした道標は時々見かけますが、ここもその一つです。

道標  道標

昔、四日市宿があった場所は、現在では駅前のアーケード街になっています。ここを歩いたのは朝10時頃。人通りが少ないのは時間がちょっと早かったからかな。

アーケード街

近代化されたアーケード街を抜けると、街道沿いの風景は旧浜田村、赤堀村の古い街並みとなります。あちこちで格子窓の建物を見かけることが出来ます。
ただ、この道は江戸時代と同じく主要道路なのか、道が細いわりには車の交通量がやたらと多いようです。 下の写真のように渋滞したりもします。体のすぐ脇を車が何台も通り過ぎていて、歩いていて結構怖い道です。

格子戸  渋滞

日永神社には「大神宮いせおいわけ」と刻まれた道標があります。 もともと日永追分にあったもので、伊勢神宮参拝道と東海道の分岐を示す道標です。 明暦二年(1656年)の年号が刻まれており、東海道に現存する最古の道標だとされています。

日永追分

この日は日永追分まで行くつもりだったのですが、体力が持たずに近鉄泊駅まで歩いて旅を終了。

狸の置物


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