【東海道53次・京方面1日目】 :名鉄神宮前駅〜桑名駅(海路7里)

W1.七里の渡し  (現在の愛知県名古屋市熱田区⇔三重県桑名市)


宮宿と桑名宿の間の交通手段である「七里の渡し」は東海道のルートの中で唯一の海上航路です。 江戸時代には船が運航されていましたが、鉄道や道路が発達した現在では運行されていません。 したがって、現在、東海道を歩く人にとって、宮宿と桑名宿の間の交通手段をどうするかと言うことは凄く問題のようです。

どうやって宮宿から桑名宿まで行こうかと考えていたのですが、タイミング良く、 名古屋市の「堀川水辺を守る会」の主催により「七里の渡し体験」が行われましたので、ここぞと思って参加しました。

出港地となる「宮の渡し場公園」へ久々にやって来た。とても懐かしい。

宮の渡し場

昔は帆船によって海を渡っていたようですが、今回乗船するのは小さなクルーザーです。

クルーザー  

江戸時代は陸地沿いに船が運航していたようですが、現在では随分沖合まで埋め立てられてしまったので、船はかなり遠回りのルートを通ることになります。
名古屋港はさすがに貿易港だけあって大きなタンカーが行き交います。 タンカーが近くを通ると大きな波が生じるので、小さなクルーザーの船体は大きく揺れてしまいひとたまりもありません。

海へ  タンカー

太平洋に出るとのんびりとした船旅となります。しばらくすると前方には鈴鹿山脈が見えてきます。 東海道を京都に向けて歩くにはあの山脈を越えなくてはなりません。 なんだか物凄く高い山のように見えて気後れしてしまいそうです。

鈴鹿山脈

2時間ほどすると桑名城跡が見えてきて、桑名宿に到着です。船着き場は桑名城跡の近くにあります。

桑名城跡  船着き場

宮宿から桑名宿まで約2時間という結構な長旅。船を降りるときには皆さん疲れている感じでした。

到着

乗船記念に通行手形を頂きました。
次回はいよいよ桑名宿から京都に向けてスタートです。

七里の渡しの碑  通行手形

なお、海が荒れるなどの原因により七里の渡しは度々欠航し、旅人を悩ませました。 そのため、七里の渡しを嫌う旅人は、宮宿から陸路で佐屋へ向かい、佐屋から川を下って(三里の渡し)、桑名宿へと向かっていました。 三里の渡しは船旅ですが、川のため、荒れることも少なく、この迂回路を利用する人も多かったようです。 この佐屋経由で桑名に向かう街道を佐屋街道と言います。
 →佐屋街道編へ


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