【東海道53次・江戸方面25日目】 :沼津駅〜三島駅(9.7km)

この日はJR沼津駅から旅をスタート。沼津宿から三島宿までは約6kmと距離的には短いものの、見所の多い区間となっています。 沼津宿を出るとすぐに一里塚があります。この一里塚は江戸から数えて30番目のものだそうです。 戦後直後まで現存していたそうですが、枯死したために現在の一里塚は植え直されたものです。
進行方向には箱根連山がまさに絶壁のごとく立ちふさがっており、歩く度に山が大きく見えるようになるので威圧感があります。

一里塚  東へ

黄瀬川を渡ったところにある八幡神社は、源頼朝の挙兵を聞いて奥州から駆けつけた源義経が兄・頼朝との初対面を果たした地と伝えられています。 境内には対面時に二人が腰掛けたとされる石があります。

八幡神社  対面石

途中、旧東海道は国道1号を横切ります。交通標識を見上げると、難所の箱根までは20km。 そして「東京125km」。だんだんゴールは近づいてきています。

あと125km

国道1号との交差点を過ぎると道の両脇に一里塚が見えてきます。 一里塚が設置されているお寺の名前から、北側は玉井寺一里塚(左下の写真)、南側は宝池寺一里塚(右下の写真)とよばれています。 宝池寺一里塚は近年復元されたものですが、こんもりとした山の形がとてもきれいな一里塚です。 この付近には旅人の休憩所となる立場が設置されていたそうです。

玉井寺一里塚  宝池寺一里塚

一里塚を過ぎてしばらく行くと、かつて駿河国と伊豆国の国境であった境川があります。 現在の境川はとても川幅が狭く、川に架かる境川橋もわずか数歩で渡ることができ、とてもここが国境であったとは思えない光景です。 あっさり伊豆国に入国したら目指す三島宿はもうすぐです。

境川橋


E31.三島宿  (現在の静岡県三島市)


東海道53次三島宿の浮世絵  (広重『東海道五拾三次之内 三島』より)

三島宿は東海道53宿としては伊豆国唯一の宿場町です。 広重『東海道五拾三次之内 三島』にも描かれている通り、三嶋大社を中心として栄えた宿場町で、 箱根越えの手前の宿場町でもあるため、当時は多くの旅人で賑わっていたそうです。
三島は水の豊かな街で、きれいな水を生かしてウナギの養殖が行われています。 東海道沿いにある桜家は江戸後期から続く老舗うなぎ屋で、是非旅の途中に立ち寄ろうと思っていたのですが、いざ行ってみたら店の前には大行列が・・・。 こりゃいつになったら食べられるか分からない、と残念だけど諦めて先に進む事に。

桜家

かつての三島宿の中心地は現在でも商店街となっています。都市化されているため古い建物を見ることはできませんが、本陣跡などの記念碑が設置されています。

沼津宿町並み  本陣跡

三島市内を歩いていると水に関するからくり人形をあちこちで見かけることができます。 センサーに手を差しのべると人形が三島の名水をくみ上げてくれ、誰でもその水を飲むことができます。さすがに名水で知られた土地だけあります。

水飲み場  水飲み場

三島宿の中心地だった繁華街を抜けると三嶋大社があります。 三嶋大社は源頼朝が源氏の再興を祈願した事でも知られる由緒ある神社です。境内はとても広く、なぜか鹿が飼われていました。

三島大社鳥居  三島大社

弥次喜多パネル

三嶋大社を見学して、この日の旅は終了。三島駅前で名物うな丼を食べて旅の疲れを癒しました。やっぱりウナギは美味いわ。

鰻丼


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