【東海道53次・江戸方面24日目】 :原駅〜沼津駅(9.5km)

E29.原宿  (現在の静岡県沼津市原)


東海道53次原宿の浮世絵  (広重『東海道五拾三次之内 原』より)


腸閉塞から復活
腸閉塞による入院生活で東海道歩き旅もしばらく途絶えてしまっていましたが、なんとか回復して旅を再開するに至りました。 この日は、前回の行程で腹痛に耐えながらヨレヨレの状態で辿り着いたJR原駅から出発です。


原駅の駅舎はこの様な江戸時代風になっています。

原駅

広重『東海道五拾三次之内 原』にも描かれているのですが、江戸時代の頃の原宿周辺は湿地帯でした。 そのため当時は農業ができずに苦労したとか。 現在では干拓が進んでいますが、旧東海道から少し離れたところでは湿地帯の名残を見ることができるそうです。 下の写真は浮世絵に似ている風景を撮したものです。

浮世絵スポット

原宿は小さな宿場町だったそうで、現在でも商店などはあまり見かけることができません。 原宿には古い建物は残っておらず、旧本陣跡などの記念碑が設置されているのみです。

原宿町並み  記念碑

原宿の街並みを抜け、次なる沼津宿へと向かいます。
原宿から沼津宿へ至る道も単調な直線道です。地図を見ると、東海道の少し南には駿河湾があるみたい。 そういえば、出発地点となった熱田・宮の渡し場以来、何度か海を目にすることはあったけれど、この旅の中で波打ち際に立ったことは一度もありませんでした。 そこで、ちょっと寄り道して駿河湾を見に行くことにしました。

駿河湾沿いには、防風防砂のための千本松原があります。吉原宿以来、ずっと単調な舗装道路を歩いてきたので松林がとても心地良く思えます。 千本松原からは視界が遮られて海が見えません。松林の脇道へ入り、堤防を登ると・・・

千本松原  千本松原

目の前にはきれいな駿河湾が広がっていました。中央に見えるこんもりとした山々は伊豆半島です。 また、左の方に見えるちょっと険しい山々は箱根峠になります。難所として名高い箱根峠をここで初めて目にしたわけですが、さすがに険しそうな山です。

駿河湾

打ち寄せる波の音を聞いていると、これまでの旅のことが思い出されて、時間を忘れてしまいそう。 本来の東海道のルートとは異なりますが、折角なのでこのまま堤防沿いに歩いて次なる沼津宿を目指すこととしました。

駿河湾  堤防を歩く


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