【東海道53次・江戸方面21日目のつづき】 :清水駅〜由比駅(11.4km)

E26.由比宿  (現在の静岡県清水区由比)


東海道53次由比宿の浮世絵  (広重『東海道五拾三次之内 由比』より)

興津川を渡ったらさった峠へと進みます。
さった峠を超える道は数通りあったのですが、今回は本来の東海道ではなくて「さった中道」とよばれた近道を通りました。 中道はさった峠の崖沿いに上る道で、道幅は車が一台通れるか通れないかくらいの凄く細い道で、傾斜も急な登り坂です。 ただ、右手には駿河湾が広がり、遠くには伊豆半島を眺めることができる道でもあります。

さった中道

しばらく舗装道路を歩いた後、山の中に入っていきます。光が差してきたら峠の頂上はもうすぐです。

林を抜ける

やっと頂上に到着。大体この辺りが広重『東海道五拾三次之内 由比』に描かれている場所になります。 富士山、駿河湾など浮世絵の構図がそのまま現在まで残っている貴重な場所です。東海道随一の絶景と言われた景色だけあって、本当にきれいでした。
さった峠から由比宿へと向かう道はハイキングコースとして整備されています。富士山を真っ正面に見ながら歩けて、間違いなく東海道屈指の区間だと思います。

さった峠  東へ

途中には展望台が設置されています。展望台からはきれいな富士山が見えます。 また、下を見下ろすと、左から旧東海道、JR東海道本線、国道1号、東名高速道路が並んで走っているというちょっと変わった光景が見られます。 雲一つ無い好天に恵まれ、この日はカメラマンが殺到していました。

さった峠からの眺望

みかん畑の間を抜けて、さった峠を下っていきます。所々にみかんの無人販売所が設置されています。
坂を下ると、古い街並みを残した間の宿・倉沢の静かな街並みが続き、それを抜けると由比の街になります。 JR由比宿駅前には由比名物さくら海老の門が設置されています。かつての由比宿はJR由比駅よりも随分東にあります。

峠を下る  由比駅前


【東海道53次・江戸方面22日目】 :由比駅〜富士駅(13.9km)

由比川橋を渡って由比の宿場町に入ります。街道沿いにはには古い建物がちらほら残っており、宿場町の雰囲気が漂う街です。 本陣跡は外壁しかありませんが、往時の豪華さが窺える建物です(右下の写真)。本陣跡は公園として整備されており、敷地内には広重美術館があります。

由比川橋  由比宿本陣跡

由比を訪れたならば、由比名物さくら海老を食べなくてはなりません。さくら海老のかき揚げ丼はサクサクして実に美味しい。

桜エビのかき揚げ丼


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