【東海道53次・江戸方面21日目】 :清水駅〜由比駅(11.4km)

E25.興津宿  (現在の静岡県静岡市清水区)


東海道53次興津宿の浮世絵  (広重『東海道五拾三次之内 興津』より)

この日はJR清水駅からの出発。
計画では東海道随一の名所とも言われる「さった峠」を歩くことになります。

駅を出て歩いていると、目の前にチラリと富士山の頭が見えました。 富士山を見るには理想通りの雲一つ無い快晴。ただ、富士山は昼頃になると雲がかかってしまうことが多々あります。 JR清水駅から「さった峠」までは随分と距離があるため、のんびりしている暇などありません。早く「さった峠」まで辿り着かねば、と自然と急ぎ足になって歩きます。

国道1号

興津宿の手前には東海道の名刹・清見寺があります。奈良時代に始まるお寺で、徳川家康が今川家の人質だった頃に通っていたお寺だそうです。 お寺はちょっと高台にあるため、遠くに駿河湾を眺めることができます。

清見寺

興津宿はかつては本陣2軒、脇本陣2軒と比較的賑わった宿場町だったそうですが、現在の興津宿は下の写真のような街並みとなっており、かつての賑わいは感じられません。 本陣や脇本陣の跡地に立っている記念碑のみが、ここがかつて宿場町であったことを教えてくれます。

興津宿町並み

興津宿を歩いていると下のような道標(今で言う道路標識)の石柱があります。 これは日蓮宗総本山身延寺へ行くための身延道と東海道との分岐点を示す道標です。 道標には「元禄」と書かれているので、江戸時代初期に作られたものでしょうか。相当古いもので、道標を近くで見るとあちこち傷だらけです。

追分  道標

早足で興津宿を抜けて興津川を渡ります。ちょうど広重『東海道五拾三次之内 興津』に描かれている場所になります。 昔は人足渡しで興津川越えをしていましたが、現在では海沿いに橋が架かっています。 下の写真の左側に写っているのが東海道随一の名所さった峠です。空は雲一つ無い快晴。さった峠から見えるだろう絶景に胸躍らせながら、さらに早足になって先へ急ぎます。

興津川渡る


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