【東海道53次・江戸方面12日目のつづき】 :新居町駅〜浜松駅(18.2km)

舞坂の松並木をあとに、一路浜松宿を目指します。
途中、次のものをよく見かけます。
左下の小さな建物の中には常夜灯が入っています。浜名湖周辺は冬になると物凄く強い風が吹きます。 そのため、常夜灯の火が風で消えてしまわないように、この様な小さな建物の中に入れているのだそうです。 また、右下のミニチュアの神社のようなものは、この地方の家の守り神みたいなものだそうで、あちこちの民家の庭に置いてありました。

常夜灯  社

舞坂宿から浜松宿までは約11kmあります。新居宿から舞坂宿までが約6kmなので、この日は約17kmも歩かなくてはなりません。 歩いていたらだんだんと足の裏が痛くなってきました。ところどころで腰を下ろして休憩しながら旅を続けます。

直進

新幹線の高架をくぐると、もうすぐ浜松宿です。

新幹線高架


E13.浜松宿  (現在の静岡県浜松市中区)


東海道53次浜松宿の浮世絵  (広重『東海道五拾三次之内 浜松』より)

浜松宿は浜松城の城下町としても栄えた宿場町です。とても大きな宿場町で、大名が宿泊に使った本陣は6軒、庶民が宿泊した旅籠は94軒もあったそうです。

浜松宿があった場所は、現在では浜松駅前の商店街となっています(左下の写真)。開発が進んでしまって、江戸時代の街並みはほとんど残っていません。 本陣があった場所には記念碑が置かれていました(右下の写真)。

宿場風景  本陣跡

浜松に来たならば、やはり浜松城を見ないといけないな、と思い、痛む足を引きずりながら東海道からちょっと外れた浜松城へと向かいます。
浜松城は徳川家康が岡崎城のあとに居城としたお城です。三方原の戦いで、徳川家康が武田信玄に完敗して逃げ帰ったのがこの浜松城になります。 戦国時代のお城らしく、石垣は荒々しい積み方をされています。

浜松城  石垣

浜松城はちょっと小高い丘の上に建てられているので、天守閣からは遠くまで見渡すことができます。 天気が良いと富士山が見えるらしいのですが、この日は残念ながら見えませんでした。東の方を見ると平野が遥か遠くまで続いています。 遙か東にあるゴール地点の江戸日本橋に思いをはせます。

なお、徳川家康は、岡崎城で生まれて、名古屋で人質時代を過ごし、浜松城で地位を高め、江戸城で天下を取り、駿府城で晩年を過ごしました。 東海道を旅することは、徳川家康の人生をたどることにもなります。

天守から眺望  家康像

折角浜松に来たので、この日の夕食はもちろんウナギ。さすがに本場だけあって、とても美味しい。 痛い足を引きずりながら浜名湖を越えてきた甲斐があったなぁ〜、とこの日の旅を思い返しながらウナギを堪能しました。
この日は浜松駅前のホテルで宿泊です。ホテルに到着して自分の足の裏を見てビックリ。大きな水膨れがいくつもできていたのです。これは痛いはずだ。

鰻重

【東海道53次・江戸方面13日目】 :浜松駅〜磐田駅(12.7km)

翌日、目が覚めて体を起こし、床に足を着けた瞬間物凄い激痛が走りました。水膨れがパンパンに大きくなっていたのです。 こりゃ今日はもう歩けないかなぁ〜、と思いつつも、歩けるところまで歩いておこうかと思って、この日も東海道を歩き出します。
地図を見ながら、今日はどこで旅を止めようかとずっと考えながら歩いていたのですが、東海道の近くには駅が見当たりません。 バス停は時々見かけるものの、時間が合わなくてバスに乗ることもできず・・・、 結局は痛い足を引きずりながら、あまり足裏の水膨れが地面に着かないように、変な歩き方をしながら旅を続けることに。

松並木  旧家

何だかんだで・・・、天竜川までたどり着きました。

天竜川河川敷で記念撮影


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