【東海道53次・江戸方面3日目のつづき】 :豊明駅〜知立駅(9.7km)

E3.池鯉鮒宿  (現在の愛知県知立市)


東海道53次池鯉鮒宿の浮世絵  (広重『東海道五拾三次之内 池鯉鮒』より)

境川を超えたら、地下道をくぐって次なる池鯉鮒宿へと向かいます。

地下道  道標

池鯉鮒(ちりゅう)は現在では知立と書くのですが、池鯉鮒宿のシンボルである知立神社の池には鯉だか鮒だかの像があります。 魚の像の脇に亀の像もあるな〜と思ってみていたら、亀は本物でした。どうやら日なたぼっこをしていたみたい。

塔  像

池鯉鮒宿の名物は「あんまき」です。あんまきとは、餡を小麦粉ダネで包んだシンプルな物。 知立にはあんまきを提供するお店は複数ありますが、小松屋本家は数あるあんまき屋の中でも最も古いお店だそうです。

小松屋本家  あんまき

池鯉鮒宿本陣跡は現在では空き地になっており、片隅には石碑が設けられています。

本陣跡  案内板

【東海道・江戸方面4日目】 :知立駅〜宇頭駅(9.7km)

池鯉鮒宿は見所満載の宿場町です。

一つめの見所は長い松並木
名古屋から歩いた僕にとっては最初に見た松並木です。江戸時代には東海道の至る所に松並木があったのですが、現在ではわずかに残っているのみです。 右下のように変な風に曲がった松もあったりします。

松並木  松並木

広重『東海道五拾三次之内 池鯉鮒』にはたくさんの馬が描かれていますが、池鯉鮒宿は昔は馬の産地だったそうです。 松並木の途中には馬の像があります。折角なので記念撮影しました。

馬の絵

見所の2つ目は一里塚です。これは来迎寺一里塚とよばれています。 一里塚は旅人の目安になるように道の両側に一里(約4km)ごとに設置されたものです。 現在では一里塚が残っていること自体が珍しいのですが、道の両側ともあるのはとても珍しいです。

南側一里塚  北側一里塚
(南側の一里塚)                     (北側の一里塚)

3つ目の見所は、鎌倉街道です。
鎌倉街道とは鎌倉時代に全国各地と鎌倉を結んでいた道で、現在ではどこにあったのか分からない箇所もある幻の街道です。 池鯉鮒宿付近では鎌倉街道の名残を見ることができます。下の写真の田圃のあぜ道みたいなのが鎌倉街道です。 承久の乱では京都めがけてこの道を軍隊が進んでいったのでしょう。

鎌倉街道

【東海道53次・江戸方面5日目】 :三河八橋駅

東海道からちょっと外れた八橋地区は鎌倉街道沿いにあたり、在原業平が東下りした際の逸話が残っている地区です。 八橋にある無量寿寺はかきつばたの名所で、古典の授業でも習うこの和歌はこの土地で詠まれたものだそうです(左下の写真)。

「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもう」 在原業平

また、近くには根がむき出しになった根上の松があり、昔から名所として知られていたそうです。間近で見る根上の松は実に厳かな姿をしていました。

燕子花  根上げの松


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