【リプレイ風小説 第3話 ウラワザ】

 

あとがき


長らくお待たせしました。
「第3話 ウラワザ」いかがでしたでしょうか。
この作品は、超人気の『小墓秘密』が舞台となっています。
自分のファーストキャラのWIZで『小墓秘密』に通っていた頃は、0時発のパーティーが何パーティーもあって、順番待ちの管理をする人がいたりしました。それ程の混雑ぶりでした。
ある日のことです。
自分の入った『小墓秘密』のパーティーは7人まではすぐに集まりましたが、あとひとり、どうしてもBISさんだけが見つかりません。リーダーは必死に募集を続けますが、時間だけがどんどん過ぎて行きます。
皆に焦りと疲労の色が濃くなり始めたときです。PTのシフさんが言いました。
「BISさんがいないのなら、自分がトラップを解除していくので、行きませんか?」
募集に疲れていたメンバー達はこの提案に乗ることにし、もうひとりのメンバーを加えてBISさんなしで出発しました。
秘密ダンジョンに入ると、シフさんを先頭にしてその後をそろりそろりと進んで行きます。
こんな緊張感は、シフさん必須の『オーガ秘密』以来でした。
そのときの経験が忘れられず、自分のシーフのキャラでも、何度かBISさんなしで『小墓秘密』に通ったものです。
この話は、それらの経験が元になっています。
題名の『ウラワザ』は、本来は必須のはずのBISさんなしでの『秘密ダンジョン』の攻略を指しています。
もうひとつ、今回の冒険に欠かせないのが『失われた紋章学』の産物である『紋章』です。
『紋章』はシーフのトラップ探知能力でも見つけることができません。石棺の蓋の裏に描かれていて、開けてみるまでは何が起きるかわかりません。これが冒険者達を悩ませます。
その『紋章』を逆手にとっての救出作戦も、また、『ウラワザ』と言えます。
そして、この小説のラストこそが、最大の『ウラワザ』です。
もし、あなたの『小墓秘密』のパーティーが7人パーティーだったら、ひょっとするといつの間にか8人になっているかも知れません。
それは、『小墓秘密』の『秘密ダンジョン』に残ったメテオWIZが、人恋しさのあまりあなたのパーティーに紛れ込んだのかも知れません。

さて、次回は登場人物達は更に成長し、より危険な『秘密ダンジョン』に挑みます。
「第4話 鎮魂歌(レクイエム)」のあとがきで、またお会いしましょう。

平成22年4月16日 管理人 へろりん
 

 

<<前へ                        <戻る>                     次へ>>