津軽塗りの下駄

青森には、津軽塗りという伝統工芸品があります。
小学生の頃、社会科見学で職人さんの所へ見学に行きました。

よくお土産やさんで見かけるのは、お箸などです。実家などでは津軽塗りのお盆や茶托などがあり、
きっと結婚式の引き出物などでもらったものなんだと思います。
津軽塗りは、青森のお土産品のなかで高級品というイメージです。

この下駄と出会った時も、きっととても手が出せないだろうと思いました。
でも、光のかげんでターコイズブルーにも見えるめずらしい塗りに一目惚れし、自分の予算内に収まるくらいだったので、思い切って手に入れることにしました。
鼻緒は、別の物がついていてそれはそれでかわいかったのですが、折角なので梅の花模様のこぎんの鼻緒に挿げ替えてもらいました。

こちらのお店では鼻緒の模様が選べます。壁一面に、たくさんの鼻緒が下がっていました。
そして、15分くらいで挿げ替えてくれます。

この下駄は、なんだかもったいなくてまだ履くのをためらってしまいます。

ゑびす屋履物店→弘前市本町104(日曜休み)



八幡馬

青森に実家があったり、祖父母が青森に住んでる方は見かけた事があるのではないでしょうか。
かくいう我が家にも、白いお馬がガラスケースの中に居ました。その名をやわたうま、と呼びます。
八戸市を中心とした南部地方に古くから伝わる郷土玩具です。
南部一の宮、櫛引八幡宮にて、年に一度の例祭「流鏑馬」の時、参拝者にお土産として売られるようになったそうです。
今では、結婚や新築、出産、卒業などのお祝いの品として、贈るそうです。
前面に家紋を入れてくれるそうで、片方に新郎の家紋、もう片方に新婦の家紋を入れて、嫁いでいく娘に贈ったりするそうです。
また、子供が生まれる度にちいさな馬を贈ったり、安産祈願として、おなかにちいさな子馬がいる子持ち馬という種類もあって、 これがすごくかわいいです。
単純に、黒馬が雄、赤馬が雌だと思っていたのですが、黒い色は馬の毛色に近い色を表し、 この褐色を「かっしょく」ではなく「かちいろ」と呼ぶことから、勝負事の縁起を担ぐ色とされているそうです。
また、赤い色は「魔除けの色」とされているそうです。

北欧雑貨のダーラホースを見た時、この八幡馬のことを思い出しました。
ダーラホースも親が子を思って作られ、今ではラッキーホースとして親しまれている所など、とても似ています。

こぎん刺しも八幡馬もそうですが、北東北の民芸品や伝統の物に、いつも北欧をすごく感じます。
暮らし方や一年の過ごし方に、すごく共通する物があるのだと思うのです。

八幡馬→八戸市内のお土産を扱っているお店にあります。



竹流しの箱

友人宅で一目惚れしたこの箱。
おみやげで頂いたそうで、中のお菓子を頂いて、またびっくり。
香ばしくて、じんわりした甘み。一度食べると止まらなくなります。
その日の帰り、偶然にもそのお菓子のお店の前に通りかかり、購入することが出来ました。
それ以来、弘前へ行く度に、この箱が増えてます。私はこぎんの糸や針など細かい物を入れています。

寛永七年創業の老舗のお店。佇まいも、すごく素敵です。
野田琺瑯みたいな真っ白なこの箱は、東京の方で作られているそうです。

竹流し→anan1650号 GOURMET 本上まなみさんのご紹介にて掲載されています。



木のマグカップ

これは、以前も書いた岩手に嫁いだ友人の結婚式の引き出物で頂いたものです。
ひとかたまりの木をくりぬいてできています。
とても軽いし、割れたり欠けたりしないので、とても重宝しています。
新郎の叔父さんが勤めていた木工の会社で作ってもらったのだと、式の時に紹介があったのを覚えています。
そうゆうのって、すごく素敵な事だなと思ったものです。
結婚式のお呼ばれしたのはもう6年くらい前のことだけど、このマグを使うたび、素敵だった式のこと、大好きな友人夫婦の事を思い出します。

木のマグカップを作ったところ→木童社(岩手)



ブナコの器

引き出物シリーズ第2弾
こちらは自分の結婚式の時の引き出物です。
友人の影響もありますが、私もふるさとならではのものを引き出物にしたかったのです。made in japan aomori!
製造元の工場に直接お邪魔して、のしはどうするか、箱や袋はどうするか一緒に相談にのってもらって、楽しかったです。

ブナコは、ぶな材をテープ状にしたものを、バームクーヘンのようにくるくる巻いて加工したものです。
東京のインテリアショップやお店などでも置いているところがあり、雑誌やテレビでも取り上げられています。

カタログで選べる引き出物は便利だけど、何処にでもあるようなものより、手に取った時に思い出してもらえるようなものにしたかったのでした。
これからもよろしくおねがいします。の、気持ちを込めて・・・。

ブナコを作っている所→ブナコ漆器製造株式会社(弘前市内にショールームも有)
ブナコのランプシェードを使っているところ→青森県立美術館




お母さんの器

結婚してから、器をたくさん使うようになりました。
でも、あまり自分で自分で購入した物はありません。
今持っているもののほとんどは、嫁入り前に実家から譲り受けたものです。
母は器がとても好きな人でした。
かわいくて、使いやすい器を選ぶのがとても上手でした。

写真の器もとても気に入ってもらってきた物です。日本のものだと思いますが、北欧のデザインに似ている気がして・・・。

右側の器はまた別のものなのですが、以前母の実家でお豆腐屋さんを営んでいた時に、お歳暮として配られたものだそう。
今はカレンダーを配るところがほとんどだと思いますが、昔はお店の名前が入った器を配っていたと、祖母が教えてくれました。



あけびの鍋敷き

これは、昨年弘前で民芸品の製作体験の時に作ったものです。
だいたい一時間くらいで出来上がりました。
弘前は昔からあけび蔓細工が盛んで、今も素敵なかごが職人さんの手によって作られています。
岩木山の麓で採取された蔓はしなやかで、まるでよくなめした皮のようでした。
先日、KOHOROというお店に行ったとき、あけびの鍋敷きとあけびのかごがありました。
弘前の宮本工芸さんで作られたものだと思います。
最近、いろんな雑貨屋さんや雑誌で日本の良い物が取り上げられていて、あけびかごもよく見かけます。
新丸ビルのIDEEのお店にも、松野屋さんの銘が入ったあけびかごがありました。
こちらは弘前の三上工芸さんで作っているものだと思います。

いつかは欲しい、あけびかご。せっかくなら地元・弘前で購入したいと思っています。
なかなか手が出ないのですが、一度持つと一生使い続けられるし、使うたびに味わいが出てくるものだそうです。
「日本のいいもの」が流行っているから取り上げられるのではなくて、出来れば廃れないで、ずっとあり続けて欲しいと思います。

あけび製品について掲載している雑誌
Lingkaran Vol.39→大人になってからの ならいごと
天然生活 vol.50→北から南へ。かご行脚



古代南部型絵染

この型絵染に出会ったのは、友人の結婚式で盛岡へ行った時でした。
お土産を探していて、この赤い型絵の南部煎餅の入れ物を見つけたのです。
入れ物に書いていた「古代南部型絵染」の事を調べて、再度盛岡を訪れたのでした。
南部型染は南部藩時代に武家の間で着物や帯などに用いられたそうです。
この型絵染を残していく為に、現在は小物類などに仕立てて生かしているそうです。

迷いに迷って私が選んだのは定期入れ。たまに電車を利用する時に、Suicaケースとして活躍しています。
この模様は「千羽千鳥」という南部型絵染の代表的な柄だそうです。北欧のイヴァナ・ヘルシンキのデザインのようで、とても気に入っています。

南部型絵染→蛭子屋 小野染彩所
写真の南部煎餅を置いているお店→盛岡せんべい店(盛岡駅ビル内にもあります)



林檎かご

津軽生まれの林檎かごです。このかごも、岩木山の麓で職人さんによって作られたものです。
林檎の収穫の際に大活躍のこのかごですが、最近ではプラスチック製の物が多くなってきているという話を
実家が林檎農家の友人に聞きました。でも、この根曲がり竹のかごの方が持ち手が丸なので、たくさん林檎をつんでも腕が痛くならなくて良いんだそうです。
青森では竹林というものが無く、この細い根曲がり竹を使って冬の農閑期の間にかごを作るのだそうです。
確か、長野の方にもこんな形の竹かごがあったと思います。北国ならではのものなのでしょう。
私は、このかごにこぎん用の布を入れています。6・7月になったら、梅の収穫の時に活躍してもらう予定です。
青森の叔母は、普段使うお茶碗などを入れていました。他にも洗濯ものなど入れたり、いろいろ使い勝手が良さそうです。

林檎かご→津軽地方の道の駅などにお手頃の物が置いてあったりします。(時期によっては無いことも)