宇治田楽まつり2012(宇治/中の島公園)

10月中旬の土曜日に宇治田楽まつりが宇治/中の島公園で17:30〜20:00まで行われます。(宇治市:10月の行事)
平安時代に宇治の白川に、芸事を生業とした集団がありました。
宇治の祭事を始め、京都・奈良で祭礼のたびに田楽おどりを踊られていたそうです。
京の都では、狂言や能が盛んになり、田楽おどりは、だんだんと消えていきました。
消えた、田楽おどりを復活させ、市民と共に新たに創作した田楽おどりを広めるために宇治田楽まつりは行われています。
宇治田楽まつりは、1998年に始まりました。最初の頃は、試行錯誤を繰り返し、小規模での活動でしたが、今や大きな規模に。
華やかな衣装に身を纏い、ビンザサラ・太鼓・笛・鈴などを奏しながら、躍るのは圧巻です。


御旅所前を17:20に出て宇治橋通り商店街を行列します。宇治田楽まつりの始まりです。


宇治橋通り商店街を抜け、平等院前を通過して、中の島公園に入っていきます。



特設ステージで、物語的に宇治田楽まつりは始まります。
入場
紅葉に染まるまほろばの さやけき里のたのしさよ…
手に手に楽器を囃しながら、田楽衆は市内を練り歩き、夕闇せまるころ、此所にやってきます。



ステージに、田楽衆が整列すると、照明が消されます。
精霊降臨 川面を一艘の舟がすべり、月の精霊がこの島に降臨します。
火入れの儀 夕闇に篝の火がともされ、いよいよまつりの始まりです。
入祭唱 集い来た田楽衆は、大地と空、そして宇治の人々に、まつりの始まりを告げて歌います。


訪い
夕闇に響く笛の音は、宇治川と月とに呼びかけます。川面を一艘の舟がすべり、月の精霊がこの島に君臨します。
精霊の放つ月の雫が地に落ちると、そこから、次々に無垢な子うさぎたちが生まれるのです。
精霊たちが手にしているのは、宇治ゆかりの紅葉と山吹です。

童舞〜惣踊り 序〜
月の使者、子うさぎたちの舞です。大地の恵み、稲の初穂を手に躍ります。


雲龍〜龍舞乱声
月、照らす芒の野に風が吹きはじめる。空に浮かぶ月にうっすらと雲がかかり、遠くで雷鳴が鳴り響く。
ぽつぽつと、雨が降り始め、小川の水も水位を増していく。風も激しさを増していき、何時しか月は雲に隠れ、稲光が夜の空を照らし出す。
雨も次第に激しさを増し、一際大きな稲妻が光った途端あたりは一時の静寂に包まれる…。
龍舞
子うさぎたちの舞は、宇治川に棲む水神を呼び醒ましました。凛とした所作の舞は、
やがて飛竜をおもわせるうねりとなり、龍神は天に昇って雷鳴を轟かせ、慈雨を降らせ…。


言祝
歌詠みたちが、宇治の自然を讃え、田楽の面白さに喝采を送ります。


翔〜惣躍り 破〜
鳳凰の巣立ちから、大きく翼を広げて勢いよく大空に飛び立つ様を表した躍りです。


豊穣〜行道囃子〜
豊作でたわわに実った稲の刈り入れが終わり、恵みに感謝し囃して踊り喜びを分かつべく、皆の集いを報せ練り歩きます。

宇治茶礼賛
宇治に古くから伝わる茶摘歌。その美しい旋律と歌詞を再構築しました。
新たに創作しました茶摘おどりを、宇治田楽の楽器・茶ちゃらの音色とともにお楽しみください。



語り
見返り兎とともに、応神天皇の妃宮主矢河枝比売が昔を偲んで語ります。


田楽躍
振り鈴、ビンザサラ、腰鼓を打ち鳴らしながら、隊形を様々に変化させて躍ります。楽器三種、総勢十二名の躍り手で演じます。
曲に合わせて歌われるのは、応神天皇が木幡のヤカワエヒメに贈った求愛の歌です。


獅子舞
獅子舞…笛に定曲無く口に任せて吹き鼓に定声無く手に任せて打つ…それぞれ思いのままに奏す秘曲に合わせて獅子が舞います。


散楽
宇治の他にかつてあった…大陸渡米の散楽。アクロバティック且つダイナミックな演技もご覧下さい。



惣躍り 急
太鼓のリズムが活き活きと響き渡ります。まつりに心を解き放った人々の躍りは最高潮に達し、生命の歓喜を謳歌するのです。


宇治茶飴を見物人さんに投げ入れます。最初は来賓者さん。次に、踊り手のみなさんです。
終演〜大団円
今宵、まつりに勧請された精霊たちは、川風の彼方に帰ってゆきます。
そろそろ私たち田楽衆もおいとまする刻限となりました。それでは皆様、おなごりはつきませぬけど、ごきげんよう。



ステージを後に、田楽隊は移動していきます。最後に挨拶があり終了します。


「宇治田楽まつり2012」の様子です。

〜中ノ島公園の行き方〜
京阪・JR「宇治駅」下車、徒歩15分。

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