宇治田楽まつり(宇治/中の島公園)

10月中旬の土曜日に宇治田楽まつりが宇治/中の島公園特設ステージで行われます。(宇治市:10月の行事)
平安時代に宇治の白川に、芸事を生業とした集団がありました。
宇治の祭事を始め、京都・奈良で祭礼のたびに田楽おどりを踊られていたそうです。
京の都では、狂言や能が盛んになり、田楽おどりは、だんだんと消えていきました。
消えた、田楽おどりを復活させ、市民と共に新たに創作した田楽おどりを広めるために宇治田楽まつりは行われています。
宇治田楽まつりは、1998年に始まりました。最初の頃は、試行錯誤を繰り返し、小規模での活動でしたが、今や大きな規模に。
華やかな衣装に身を纏い、ビンザサラ・太鼓・笛・鈴などを奏しながら、躍るのは圧巻です。


2017年は、お茶の京都博が開催され、宇治田楽が10月21日と22日の2日間、おこなわれることになりました。
10月21日、14:30〜16:00(オープニングが14:00)
   10月22日、15:00〜16:00
※宇治田楽が昼間におこなわれるのは珍しいです。2016年度より、演目に王舞が入りました。
雨天の場合、21日は会館で、22日は中止になります。

特設ステージは広く、座席席やシートの上に座れるスペースもあります。
1時間30分前の様子です。すでに場所を確保しようと行列が出来ています。


宇治神社の御旅所前にバスが17時すぎに到着。御旅所で衣装直しや休憩をします。


御旅所前を17:20に出て宇治橋通り商店街を行列します。宇治田楽まつりの始まりです。
宇治橋通り商店街を抜け、平等院前で一旦、待機。


川沿いの道には、御旅所からの行列に参加していない別の行列が加わり、
橋を渡って宇治/中の島公園ステージに向け、行列は進みます。



田楽衆が入場すると、照明が消され、火入れの儀が行われますが、宇治川には一艘の舟が橋の近辺に。精霊降臨です。

=宇治田楽まつり2012 配布パンフレットより=
入場 紅葉に染まるまほろばの さやけき里のたのしさよ…手に手に楽器を囃しながら、
田楽衆は市内を練り歩き、夕闇せまるころ、此所にやってきます。
精霊降臨 川面を一艘の舟がすべり、月の精霊がこの島に降臨します。
火入れの儀 夕闇に篝の火がともされ、いよいよまつりの始まりです。
入祭唱 集い来た田楽衆は、大地と空、そして宇治の人々に、まつりの始まりを告げて歌います。
訪い 夕闇に響く笛の音は、宇治川と月とに呼びかけます。
川面を一艘の舟がすべり、月の精霊がこの島に君臨します。
精霊の放つ月の雫が地に落ちると、そこから、次々に無垢な子うさぎたちが生まれるのです。
精霊たちが手にしているのは、宇治ゆかりの紅葉と山吹です。
童舞〜惣踊り 序〜 月の使者、子うさぎたちの舞です。大地の恵み、稲の初穂を手に躍ります。
雲龍〜龍舞乱声 月、照らす芒の野に風が吹きはじめる。
空に浮かぶ月にうっすらと雲がかかり、遠くで雷鳴が鳴り響く。
ぽつぽつと、雨が降り始め、小川の水も水位を増していく。
風も激しさを増していき、何時しか月は雲に隠れ、稲光が夜の空を照らし出す。
雨も次第に激しさを増し、一際大きな稲妻が光った途端あたりは一時の静寂に包まれる…。
龍舞 子うさぎたちの舞は、宇治川に棲む水神を呼び醒ましました。凛とした所作の舞は、
やがて飛竜をおもわせるうねりとなり、龍神は天に昇って雷鳴を轟かせ、慈雨を降らせ…。
言祝 歌詠みたちが、宇治の自然を讃え、田楽の面白さに喝采を送ります。
翔〜惣躍り 破〜 鳳凰の巣立ちから、大きく翼を広げて勢いよく大空に飛び立つ様を表した躍りです。
豊穣〜行道囃子〜 豊作でたわわに実った稲の刈り入れが終わり、
恵みに感謝し囃して踊り喜びを分かつべく、皆の集いを報せ練り歩きます。
宇治茶礼賛 宇治に古くから伝わる茶摘歌。その美しい旋律と歌詞を再構築しました。
新たに創作しました茶摘おどりを、宇治田楽の楽器・茶ちゃらの音色とともにお楽しみください。
語り 見返り兎とともに、応神天皇の妃宮主矢河枝比売が昔を偲んで語ります。
田楽躍 振り鈴、ビンザサラ、腰鼓を打ち鳴らしながら、隊形を様々に変化させて躍ります。
楽器三種、総勢十二〜二十四名の躍り手で演じます。
曲に合わせて歌われるのは、応神天皇が木幡のヤカワエヒメに贈った求愛の歌です。
獅子舞〜散楽 獅子舞…笛に定曲無く口に任せて吹き鼓に定声無く手に任せて打つ…
それぞれ思いのままに奏す秘曲に合わせて獅子が舞います。
宇治の他にかつてあった…大陸渡米の散楽。アクロバティック且つダイナミックな演技もご覧下さい。
惣躍り 急 太鼓のリズムが活き活きと響き渡ります。
まつりに心を解き放った人々の躍りは最高潮に達し、生命の歓喜を謳歌するのです。
終演〜大団円 今宵、まつりに勧請された精霊たちは、川風の彼方に帰ってゆきます。
そろそろ私たち田楽衆もおいとまする刻限となりました。
それでは皆様、おなごりはつきませぬけど、ごきげんよう。

=宇治田楽まつりの様子です=
2007年10月20日 −−−−− 宇治田楽まつり
2008年10月18日 −−−−− 宇治田楽まつり
2010年 9月12日 −−−−− 奉納躍
2011年 9月11日 −−−−− 奉納躍
2011年10月29日 −−−−− 京都国文祭パレード
2011年11月 3日 −−−−− 全国田楽祭
2012年 4月 7日 −−−−− 方除大祭・宇治田楽
2012年 9月 2日 −−−−− 奉納躍
2012年10月20日 −−−−− 宇治田楽まつり
2017年 9月 3日 −−−−− 奉納躍

田楽まつりに行かれる方は、宇治田楽公式サイトのホームページを見られると参考になりますよ。

み  る

終演〜大団円が終わり、ステージ上には照明だけが。


躍り手のみなさんは、宇治/中の島公園から平等院の駐車場付近まで行き、
ここで最後の終演。名残おしく、来年に向け新たにスタートです。



宇治田楽まつりを最前列で見られるには、90分前に行かれた方が良いです。
年度により、開始時間が変更になる場合もあります。


「宇治田楽まつり」の様子です。

〜御旅所の行き方〜
JR「宇治駅」下車、徒歩5分。

〜中ノ島公園の行き方〜
京阪・JR「宇治駅」下車、徒歩15分。

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