ひょうげ祭り(浅野地区集落研修センター)

9月、第2日曜日、ひょうげ祭りが13:00頃に行われます。
(香川県高松市:9月の歳時記)
ひょうげ祭は300年前から浅野地域で継承されている祭事です。県の有形・無形民俗文化財に指定されています。
ただし、現在の祭事になったのは明治以降とされています。
この土地は、度々干ばつで水不足になってました。そこで、矢延平六が中心となり新池を築造しました。
この新池のおかげで、干ばつや水不足から解消され農民は平六に感謝しました。
祭事では矢延平六の功を偲び、水の恵みに感謝し五穀豊穣を祈願します。

ひょうげとは、おどけるとか滑稽、ひょうきんと言う意味です。ひょうげ祭りでは、御輿渡御が14:00より行われます。
神輿に使われる神具はすべて農作物や家庭用品などで作られています。
渡御に参加される供奉人は、それぞれに工夫をした衣装を付けます。
肥料袋やぬか袋を材料として裃を作り色粉や銀紙を貼り付けたり顔には色鮮やかな墨などを描きます。
頭には、くだものかごに紙を貼り墨汁を塗り、しゅろ皮を編んだものを着け、足には白足袋、わら草履を。
腰には里芋の茎にかぼちゃを輪切りにしたものを。ボール紙の鍔をはめた太刀を付けます。
なお、神具や衣装や道具には、丸の中に池の文字を入れた紋を入れます。


この行列には、本物の神職さんがおりません。神職は氏子さんが神職として参加します。
本物の神職(浅野八王子八幡神社)さんは、祭りの当日、高塚山で祓いや祝詞などの神事を行います。
氏子さんが待姿になり神幸の用具を持ち、高塚山麓に勢揃いします。
高塚山から下りると神輿に御霊を入れます。

浅野地区集落研修センターには、大道具。神輿や馬などが置かれています。
何やら踊り、民謡みたいなのも始まる前に行われていた。


時間になると出発式、挨拶などがあり、13:30頃に浅野地区集落研修センターから新池まで練り歩きます。
行列の役所以外に、子供達も参加します。


行列は、先駆け・露払い・陣鉦・奴・袋傘・四神の鉾・太鼓・唐櫃・はさみ箱・
鉄砲・弓・長刀・鼻高の面・剣・太刀・金弊・榊・白弊・楽人・巫女・稚児・神職・神馬・別当・神輿と。
この役職、巫女と稚児以外はすべて作り物の道具です。行列の様子です。

鼻高です。


馬は2頭。どちらも作り物。右の方は、氏子の神職さんが実際に乗られます。


神輿は、行ったり来たり差し上げたり、走ったりと良く動き回ります。


途中、獅子舞の奉納もあります。


行列は新池を目指します。途中、奴の毛槍の受け渡しが行われたり…


行列は、ひょうげの里会館で全体の休憩。神輿に水を掛けるパフォーマンスも。


15分ほど休憩した後に、新池に向かって行列が移動します。
子供が担ぐ神輿が。飾り物も移動。奴や唐櫃などが。稚児や氏子の神職さんも移動。

途中、奴などは毛槍渡しをします。毛槍が始まると数回、受け渡します。


新池に行列が到着すると御旅所に神輿を置き、神輿に巫女や稚児が榊を置いていきます。
そして氏子の神職さんが祝詞を読み上げます。神職さんは本物ではないので祝詞は紙に書かれています。


祝詞を読み終わると新池に移動して、池に向かって悪魔払いの矢が放たれます。


そしてクライマックスです。新池の中に神輿を投げ入れ池に鎮めて終わります。


御旅所の近くで獅子舞の演舞が3箇所で行われ祭事は終了します。


2013年に行われた「ひょうげ祭り」の様子です。

〜浅野地区集落研修センターの行き方〜
ことでんバス「香川 第一中学校前」下車、徒歩15分。

〜新池の行き方〜
ことでんバス「川東」下車、徒歩10分。


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