送り神(阿弥陀堂)

7月1日以前の日曜日に阿弥陀堂で送り神が13:00より行われます。
(岐阜県恵那市:6-7月の歳時記)
送り神とは厄を祓う行事です。市無形民俗文化財に指定されています。
以前は、7月1日と決められていたのですが少子化の影響などで、1日に近い日曜日になりました。
送り神は、完全な地域の祭事なので、他の地域に結婚などで離れても子供が出来れば送り神に参加できるのです。
この地域には小学校もあるのですが、地域性の祭事なので、地域に住む、住んでいた親族のみが対象なのです。
男女2体の藁人形を持ち、地域をまわり家の災厄を藁人形に移します。移す方法として南天の葉で塩水をふりまきます。


送り神は子供達が主役の行事です。阿弥陀堂に中学生までの子供が集まってきます。
体にスミで文字を書き入れます。文字は名前や本人が書いて欲しい言葉などさまざまです。女子は腕や顔に。


藁人形は男女それぞれに工夫が。目印に性器の形を付けるのです。
男子は、長さ20センチほどの藁の束。女子は、柏餅をはめ込みます。男女2体の藁人形です。


阿弥陀堂前にはスミで書かれた子供達が。笹の葉を持ち整列。出発前に歩くときの歌を歌う練習を。
歌とは、「送り 送り 送り神送って 念仏申さん子供は 八幡地獄 ごそごそ」 鉦を叩きながら歌を歌います。


地域には100軒ほどの家があります。すべての家が水をかける事はありませんが、部分的に水を。一部だけ。


本来は塩水で南天の葉でふりまくのですが、今やバケツが主流です。
子供ばかりでなく、大人も水のかけあいと楽しく遊ばれてます。


地域を回ると阿木川で藁人形を川に流してすべての厄を清めます。子供達は川でスミを洗い流します。


祭事はこれで終了。阿弥陀堂に戻り各自、袋詰めの御菓子をいただきます。

2015年に行われた「送り神」の様子です。

〜阿弥陀堂の行き方〜
JR「恵那駅」下車、徒歩15分。


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