鬼追式(延暦寺)

12月31日に延暦寺の根本中堂の前で、鬼追式が23:05頃に行われます。(滋賀県大津市:12月の歳時記)
燃え上がる炎の周りで鬼追式の儀式が行われ、来年の無病息災を願います。
12月31日の延暦寺は寒く空気が冷たいです。休憩所付近では、大根だきや甘酒の無料接待があります。
この日は除夜の鐘が23:45にあるので、21:30より除夜の鐘整理券が総合案内書で配られます。


鬼追式は根本中堂の前で行われます。火床が2つあり、火床は火がすぐに燃えるように石油がかけられています。
22:30頃に僧侶さんらが列を作り根本中堂に来られ修正会の法要が行われます。
  

根本中堂内で修正会・護摩供が終われば、参拝者さんら全員が根本中堂内から退場されます。
鬼追式が05分から始まるのは、退場時間が5分あるからです。
最初に場(周囲)を清めます。続いて、松明で2つの火床に点火されます。
  

点火された後に周囲を修行僧が錫杖で振りかざします。
 

最初に黄鬼(笑い鬼)が登場。次は赤鬼(怒り鬼)が登場。3番目は緑鬼(泣き鬼)の登場です。
  

鬼は、周囲を暴れまわった後で修行僧さんに錫杖で鬼を改心させられます。
  

最後は灰鬼が登場します。この灰鬼は3つの鬼(黄・赤・緑)を合わせもつ鬼で、笑い・怒り・泣きと様々に変化します。
 

修行僧が錫杖で黄鬼・赤鬼・緑鬼と同様に改心させようとしますが、この鬼は強い。
そこで、改心させた鬼を灰鬼に戦わせます。
  

それでも灰鬼は強い。そこで修行僧さんと黄鬼・赤鬼・緑鬼の作戦会議。


今度は、黄鬼・赤鬼・緑鬼が同時に灰鬼に攻撃をしかけます。
灰鬼を囲んで、黄鬼・赤鬼・緑鬼が光もので退治。修行僧さんも錫杖と法力で、2度。
ようやく灰鬼も改心させられ、めでたしめでたしとなります。
  

この後、絵馬札を持たれている方に牛王印を押し一年の除災招福を祈願します。
鬼追式が終了した後、11:45から除夜の鐘が始まります。比叡山延暦寺の鐘は整理券式で、5人一組で鐘を突き、新年を迎えます。

2012年に行われた「鬼追式」の様子です。

〜延暦寺の行き方〜
ケーブル延暦寺駅」下車、徒歩8分。JR京都駅から比叡山頂行バス「延暦寺バスセンター」下車。

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