大原祇園祭・花奪い(大鳥神社)

7月24日に大鳥神社で、大原祇園祭・花奪いが15:00より行われます。(滋賀県甲賀市:7月の歳時記)

大原の祇園祭は、疫神の災いや疫病などを集落や田から祓う為に大原川流域の九地区によって行われています。
別名、花奪いとも呼ばれています。
九地区とは、神・いち野・大原上田・大久保・大原中・鳥居野・相模・大原市場・高野です。
それぞれの集落にある祇園講で運営されています。

=大原祇園祭の日程=
7月1日:神花調整所清祓い   7月10日:籤引き   7月23日:宵宮   7月24日:本祭


大鳥神社に向かう前に、それぞれの集落で集まり隊列を組んで移動します。
ちょうど大鳥神社に向かう途中、相模の公民館前に。ここでは、3つの地区が集まられていた。
大鳥神社での各地区の奉納順は2週間ほど前にくじ引きで決められているので、早い順番の地区は早目に移動していきます。
※総代を務める地区は、先頭なのでくじは無し。
 

相模地区では出発する前に太鼓おどりが行われます。踊り子は輪になり太鼓を叩きながら円を描くように回ります。
「インヨーソーライ」の声で、円の中央に集まり太鼓の胴をぶっつけ合います。
  

各、地区にはそれぞれに必ず寄る場所があるようです。行列は、花鉾・踊り子・花笠の順です。
相模地区は金刀比羅大神に寄ります。ここで太鼓おどりが…
  

大鳥神社には、各地区の行列が待機。先頭は、総代が勤める地区。その後はクジ順に神社に入っていきます。
流れとして、参道から神社の楼門前に。ささらたけを持った警護の者が左右に待機。そこに1地区づつ神社の中に入っていきます。
  

神社内に入ると、花傘の上に取り付けられていた酒樽を神社に献上します。
現在は酒樽を献上して最後に、粽まきが行われた時に当たりの籤が入っていたら酒樽をいただけますが、
以前は、参道に花笠が通る時に警護のささらたけをくぐって取っていました。取ることが出来れば難病が治ると…
この為、ケガ人が続出した為、これは中止になっています。
  

踊り子は楼門に入ると、拝殿前で太鼓踊りを。続いて、本殿前でも太鼓おどりを奉納します。
  

花笠の上の樽が献上されると花笠は楼門前に向かい、メインの花奪いが行われます。左右の者がささらたけで花笠を落とします。
花笠には造花で作られた花が付けられています。
  

9地区が終わると、各地区の総代さんが楼門上に行かれバンザイバンザイと。
その後に粽を巻かれます。この粽に籤が入っていて酒樽が当たります。
 

これで花奪いが終わりますが、これから神輿の巡行が始まります。
拝殿で神事が16:30頃に行われ、祓いなどが行われた後に、神輿が御旅所に向け出発します。
  

御旅所に到着すると祭事が行われ、祭事の途中で猿田彦が御旅所に供えた物を食べる真似をします。
その後、神輿が再び神社に戻って行きます。
 


24日の本祭では太鼓をぶっけあいますが、23日の宵宮では灯篭を頭にのせ、ぶっけあいます。

2011年に行われた「大原祇園祭・花奪い」の様子です。

〜大鳥神社の行き方〜
JR「甲賀駅」下車、徒歩20分。


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