竜王町の虫送り(岡屋・小口・薬師・七里)

7月16日に竜王町の岡屋・小口・薬師・七里で虫送りが行われます。(滋賀県竜王町:7月の歳時記)

虫送りとは、一般的に秋の収穫を願いつつ、稲や田の害虫を追い払い五穀豊穣を…いわば、農耕行事です。
竜王町の虫送りは、他と多少は違うのです。
普通は、1地域・1集落でおこなうものですが…ここの虫送りは4地域が合同でおこなうのです。
岡屋(17:00)・小口(18:00)・薬師(18:30)・七里(19:00)まで、川上〜川下まで。
竜王町は、この地域の他にも日にちは違いますが、山之上・橋本・山中・西川・西横関でも行われています。


岡屋地域では多くの方々が松明を勝手神社に持って行きます。境内には大小の松明が置かれています。
  

最初に本殿で神事が行われます。続いて、虫送りに参加する人を祓い、松明やみなさんを祓います。
拝殿に氏子さんらが入られ、祝詞や玉串が…
  

拝殿での祭事が終わると、本殿から神火を持って来られます。


勝手神社から田まで、松明行列が始められます。
  

田の一画まで来ると、神火を藁に移します。
  

この藁が元火となり、松明に火を移し虫送りがスタートします。岡屋の虫送りの始まりです。
虫送りには鉦や太鼓が同行し火のついた松明と共に、虫を追いやります。
  

岡屋地区は大人から子供まで多くの松明が参加しています。虫送りの終わりは名神高速高架下あたりです。
ここまで松明をもたそうと、時折、溝の水で火を弱めたり工夫を。しかし、途中で捨てたり燃え尽きるものや…
 

最後まで行くと松明も小さくなり、松明を置く場所があり、松明を手放すと参加者さんは参加品をもらって帰ります。
  

名神高速高架下の向こうは小口地域です。
小口地域にも勝手神社があり、松明の火はそこからで、小口の虫送りが時間になると始まってました。
  

途中、休憩(飲食)を挟み小口地区の川下へ行列が移動。松明置き場に置き終了します。
  

小口地区の川下付近に来ると薬師からの松明が来ます。
小口地区の最終地点に置かれていた松明の火を種火とし、薬師地域の虫送りが始まります。
  

薬師地区は、田の道から途中で川を越え、再び田に。
川を越える頃には松明も小さくなっているので、橋の近くに置かれている松明に火を移しかえます。
そして田の道を七里地区に向かいます。七里地区に置かれている松明に火を移します。
  

最後は七里地域です。最初の岡屋地域からここまで1時間半ほどかかっています。
七里地区の虫送りは本格的です。田の畦道や雑草など、ちゃんと焼き払って移動しています。
  

最後の地点は、ため池近くです。ここまで来ると、すっかり暗くなっています。
最終地点で、松明を草の上に置き終了します。
 

2012年に行われた「竜王町の虫送り」の様子です。

〜勝手神社の行き方〜
JR「近江八幡駅」下車、バス「岡屋中」下車、徒歩3分。


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