白川祇園祭・花奪い(白川神社)

8月1日に近い日曜日に白川神社で祇園祭・花奪いが13:00より行われます。(滋賀県甲賀市:7−8月の歳時記)

古来より、疫病の災厄から土山の町を守りたいとの願いを込めて白川祇園祭が行われています。
災厄を打ち払う「剣先鉾」疫病を祓い除ける「扇鉾」花の精にあおられて陽気の中に飛散する悪疫を
風流傘「花傘鉾」に宿らせて祇園社に送り込み鎮めます。


出発地点が常明寺です。最初に法要が行われ、続いて常明寺の住職さんが白川神社の宮司さんにクジを渡されます。
クジで今年の花傘の順番と巡行の役所の順番を決めます。
最初に、宮司さんからクジをどの様に決めるかと言う議案を持ちかけ話し合われます。
そこで、各組の代表者の一人が「陽は東から登るので、東の席からで良いと思います」と…
今年の東の席は6組でした。総代さんがクジ箱を順々に、各組の代表者に引いてもらいます。
それぞれの各組の代表者さんが引き終わると、東から順々に読み上げます。それを総代さんが書き留めていきます。
  

クジ決めが終わると、扇子鉾を先頭にクジ順のとおり花傘の行列が白川神社まで練り歩きます。
  

途中、扇子鉾の中にお子さんを入れて厄を祓いながら乗せていきます。
白川神社に花傘行列が到着すると、宮司さんが境内に入る前に清めの儀式があり、塩をまきます。
  

境内に入り、これから行われる花奪い。拝殿のまわりを花傘などが3周します。
扇子鉾の最後の1周は、お子さんが引っ張ります。
  

拝殿まわりが終わると、宮司さんと総代さんらが本殿前で参拝です。


これからメインの花奪いが14:00前から行われます。
花奪いは他でも行われていますが、たぶん、ここの花奪いが一番、激しいかと思います。
花傘には、いろいろな商品があり、当然金品も。また、花に付いた印によって豪華景品と引き換えたりと…
拝殿を3周しようとするのですが、当然、商品や金品などがあるので、1周でつぶされる場面も。
  

時折、示し合わせて1周だけまわしたり、狙う側のさじ加減で進行します。
当然、花傘の方にもつぶされないように青竹を持って警護する人もいるのですが…時には、走ったりと。
  

それでも、どんどんつぶされていきます。
この花奪い、昔は怪我人も出たそうで…今でも、警護人ともめたりしています。それだけ激しいということです。
  

花傘の商品を取りに行くのは男衆がほとんど。取った花などは、家族に渡されています。あるところの戦利品…


花奪いが終わると、御輿巡行が氏子地域をまわります。
宮司さんが御輿の前で祭文を。
その後、花傘で警護していた者が担ぎ手になり、宮司さんから御守りを一人一人に渡されます。
 

拝殿から御輿が出され、拝殿を3周まわってから台車に乗せられます。
台車に乗せられた後に、御輿の前後に人が乗ります。御輿には太鼓が前後に取り付けてあります。
五穀豊穣、厄除け祈願などを祈って御輿が上下にあげさげをして祈願します。
  

準備が整い次第いよいよ、地域内を御輿が巡行します。
 

途中、榎嶋神社の御旅所で神事を行います。祓い清め・祝詞・神楽も行われます。
  

神事が終われば、蟹が坂の地域を御輿が巡行して、再び道の駅「あいの土山」に戻ってきます。
 

道の駅で休んだ後、次の目的地は白川集会所です。途中、旧御旅所なども寄ったり…
巡行の最中に家々に出されている祝儀袋があると、そこで御輿を上下にバタン、バタンと3度ほど繰り返し。
御輿を上下する事で、五穀豊穣・厄除け祈願を願います。御輿巡行は、拝殿回りだけ担がれ、あとは台車移動です。
  

白川集会所で祭事を行った後、神社方面に戻って行きます。最後の一方面の巡行をすれば終わりとの事。
でも最後の地域の巡行が終わる頃(20:00頃)には、バスの便もないので、ここで終了にしました。
  

2012年に行われた「白川祇園祭・花奪い」の様子です。

〜白川神社の行き方〜
JR「貴生川駅」下車、バス「近江土山」徒歩5分。


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