ケンケト祭り(杉之木神社)

5月3日、杉之木神社でケンケト祭りが行われます。(滋賀県竜王町:5月の歳時記)
ケンケト祭は国選択無形民俗文化財に指定されています。
滋賀県には、7箇所でケンケトがあります。
小津神社・下新川神社・杉之木神社・高木神社・滝樹神社・蒲生町弥生会・けんけと祭保存会

織田信長が甲賀に攻めたとき、村人が長刀を振るった様子が始まりとされます。
ケンケト祭では主役は男子です。氏子から男子(11才〜21才の長男)が色鮮やかな衣装を纏い踊ります。
杉之木神社では、東出(長刀踊り)と宮川(大踊り・小踊り)が合同で行います。


津島神社と野神神社が10:10より、長刀振り・仕舞振りを各、神社で行います。
津島神社の長刀振りです。歳の小さい順に練り込んでいきます。練り込みの最後は、鉦打ちです。
神社には、雌のイナブロが。
イナブロとは、ドジョウをくわえた鷺です。高さ5メートルあり、5色の短冊が多く結ばれています。


練り込みが終われば、数人が仕舞振りを披露します。
踊りは、長刀を両手で持ち長刀の上を幾度も跳びます。
長刀を下におろし左右を飛び回ったり、左右や前後に回したり、最後は長刀を大きく上に3度、放り投げます。


神社での奉納が終わると日吉神社に向かいます。
裃姿の方々、長刀踊り、鉦打ち、イナブロと続きます。途中、野神神社からの行列が合流します。
野神神社でも練り込みがあり長刀踊り、鉦打ちの奉納が行われています。


行列は、日吉神社の鳥居から入って行きます。
ここでイナブロを立たせるため小休止。長刀が置かれます。


鳥居から日吉神社の境内、本殿前まで練り込み・鉦打ちが続きます。
神社に行列の先頭が11:45頃に到着。最後尾のイナブロは12:45頃に到着。


練り込み中に、イナブロの渡りが行われます。
イナブロを倒し五色の短冊を持ち帰ると厄除けになると言われ、渡りの最中に幾度もイナブロを倒します。
イナブロが幾度も倒されると豊作になると言われています。
イナブロが倒されると、練り込みを中断し、長刀が警護するため駆けつけ、五色の短冊を盗られまいと回りを囲みます。
鉦は早打ちをして、ケンケ・ケンケドと…


日吉神社の境内でも仕舞振りを数人が披露。


日吉神社の次は山王宮(14:00頃)です。長刀踊り・仕舞振りを披露します。


最後は杉之木神社です。杉之木神社では、宮川と東出が揃います。
宮川の日程は最初、八坂神社から神輿渡御(9:00)が始まります。
次に専修寺で三拍子大囃(11:45)。
八坂神社で小踊り・大踊り(12:30)の奉納が行われた後、杉之木神社です。
杉之木神社でも小踊り・大踊りの奉納(14:40)が行われます。
最後は八坂神社馬場で夕神輿(20:00)です。

杉之木神社で宮川の小踊り・大踊りが。


拝殿前での踊りが終わると本殿に参拝、摂社の前で囃子の奉納。
宮川は雄のイナブロです。拝殿を回ります。宮川のイナブロは、ここでは倒されません。


宮川の後は東出です。長刀振りが15:30頃に練り込んできます。
東出は、ここが最後なので雌のイナブロが幾度も倒されます。その為、少し進むとストップ。
長刀振りの後は鉦打ちが練り込んで拝殿を回ります。


練り込みが終わると仕舞振りです。杉之木神社では、他では見られなかった2人が同時に行ったり。


雌のイナブロが拝殿を回ると東出の祭事が終了します。宮川の祭事は続きます。
宮川を追いかけていないので、ここで終了にしました。

2014年に行われた「ケンケト祭り」の様子です。

〜杉之木神社の行き方〜
JR「近江八幡駅」下車、近江バス「山之上」下車、徒歩10分。

きょうの沙都(トップ)