奥田の蓮取り(捨篠池)

7月7日に捨篠池で、奥田の蓮取りが10:00より行われます。
(奈良県大和高田市:7月の歳時記)
蓮取りが行われているのは、民話が元にあるのです。民話とは、捨篠池の一つ目蛙と言う話です。
奥田の東の池のほとりに庵があり、そこに刀良売さんが住まわれていました。刀良売さんは、役の行者の母親なのです。
ある日、池のほとりを散歩していると音楽が流れ五色の霧が立ちこめ、まるで極楽の景色が…
池の中に一本の蓮の茎から花が開き、その上に金色の蛙が一匹。
刀良売さんは、池のほとりにあった篠を1本ひき抜き、蛙の方に投げたら、なんと、蛙の片目に突き刺さったそうです。
すると音楽や極楽の景色が消え、蓮の花もしぼみ蛙は池の中に。
あたりがもとに戻ると、池の中から浮き上がった蛙は泥色のみにくい一つ目蛙でした。
それからこの池は捨篠池と呼ばれ、ここにいる蛙は一つ目蛙だらけに…


法要が捨篠池で行われます。


法螺貝が鳴らされ、法要が終わると舟に乗り、池の蓮を集めます。
池の半分に蓮があり、その中に舟が入り蓮を採取します。かごの中に蓮を入れていきます。
この蓮を、吉野山の金峯山寺に持って行き、蓮華会・蛙飛びの行事をします。
その為に、108本の蓮を持って行くのです。
  

舟での蓮取りが終えると、山伏さん一行は、善教寺から行列を組み11:30頃に練り歩きます。
善教寺、福田寺で祈願されます。
 

福田寺で、蓮が入った3つのカゴを担い刀良売の墓参りをします。
この後、捨篠池を一周して、弁天神社で大護摩供を12:00に行います。
  


2010年に行われた「奥田の蓮取り」の様子です。

〜捨篠池の行き方〜
近鉄「大和高田駅」JR「高田駅」近鉄「高田市駅」から無料送迎バス。

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