シャカシャカ祭り(上品寺町、集会所)

6月5日に上品寺町でシャカシャカ祭りが16:00頃に行われます。(奈良県橿原市:6月の歳時記)
シャカシャカ祭りとは、野神まつりの一種です。農家の作業の無事や豊作、五穀豊穣を祈りおこなわれるものです。
それと、農家の長男を祝う祝儀でもあったようです。
遙か昔。上品寺の里で長男が生まれると三月三日の日に氏神の前でくじ引きをします。
くじで当たった家は子供を五月五日の晩に、人身御供として野神さんに差し出していました。
これをしなければ、田植えをしても苗が抜かれ米がとれず、挙げ句の果て、村に災い、飢饉が。
ある時、日向から大和を訪ねてきた一人の青年が宿を求めました。
野神さんに人身御供の話を聞き、神は人を救けるものであって災いを起こすものでない。と言って退治することにしました。
出てきたものは大蛇で、酒で眠らせ大蛇を倒し災いを防ぎました。
その後、退治した大蛇を供養する為、五月五日の大蛇の命日に、人身御供となるべき長男の生まれた家を当屋とし、
藁で大蛇を作り、大蛇を葬った場所で供養するようにしました。


祭事の進行は…当屋で六月五日に藁の蛇を作ります。
この祭事は、子供が主となり行う祭事なので、学校から帰ってきた男児(小学生)が、当屋に集まります。
上品寺町の北口の池に行き蛇に水を飲ませ、南口の池に蛇をつけた後、ノガミのヨミノ木に頭部を上にしてぶらさげます。
木の根元には、御神酒やスルメを供えます。
祭事が終わると、当屋で風呂に入りワカメ汁を食べ、スルメや菓子をいただきます。
最近は、どこでも少子化となった為、現在では当屋はなく、上品寺町の集会所を起点として、
集会所で蛇を作り、集会所の近辺を練り歩くだけとなりました。子供も、上品寺町の地域までと広がりました。


集会所で蛇が13:00より作られます。蛇の食べ物として、ちまき2本が15:00頃に作られます。
蛇は、子供の人数により長さは違いますが、だいたい6Mほど。蛇の頭部は簡素化され、目などはありません。
 

地域の男子小学生が集まると、集会所から蛇を担いで練り歩きます。先頭は、ちまきを持った大人です。
この祭事は神社や寺などとは関係なく、上品寺町の行事として行われています。
  

蛇に水を飲ませるのは2箇所あります。コースの北と南です。
ひしゃくに入れた水を子供が蛇の口に注ぎます。子供が10数名いるので、北と南で半々の人数の子供が…。
 

南の箇所での水を終えると神木に移動して、神木に蛇をまきつけます。
木の根元には、酒や供物が。蛇を木に巻き付けると、蛇の口にちまきを取り付けて完成。最後に全員で記念撮影。
  

祭事が終われば、子供たちは集会所に戻り、お菓子をもらって帰ります。
−蛇は神木に、1年ほどヨミノ木に吊り下げられているようです。

子供が主役の行事ですから、学校から帰ってきてからなので、時間は多少、遅れることもあります。

2012年に行われた「シャカシャカ祭り」の様子です。

〜上品寺町、集会所の行き方〜
近鉄「大和八木駅」下車、徒歩15分。

きょうの沙都(トップ)