鎮華(はなしずめ)三枝(さきぐさ)祭(漢國神社)

6月17日に、鎮華三枝(はなしずめさきぐさ)祭が漢國神社で10:30より行われます。(奈良県奈良市:6月の歳時記)
漢國神社の鎮華三枝祭では包丁式が行われます。包丁式奉納を清和四條流さんがされれます。
鎮華三枝祭は、神前をにぎやかにしていただき神様を楽しんでいただく為に行われています。


「日本庖丁道 清和四條流式庖丁」についての配布紙より抜粋しました
四條流は、平安初期に料理に造詣の深かった第五十八代光孝天皇がお手ずから行われた料理を、
四條中納言藤原山陰興がまとめて後世に伝えた「料理儀礼」であります。
現代までに各流派が伝わっており、各家元のもとに数十人の門弟が在籍し、
すべて男性の料理人で、調理人の世界では名誉ある存在となっております。
その所作は、拝殿の中央に置かれた白布を介添えが徐(しず)かに外し、
次に同じ狩衣・烏帽子姿の介添が三方に載せた「花と魚・庖丁・真魚箸(まなばし)」を捧げて俎板の上に飾ります。
手は一切触れず、庖丁と真魚箸だけで俎板の上におきます。
続いて庖丁人が登場して、庖丁と真魚箸を頭上に戴き、やがて十字に構えて組む。
こうして邪念を払うと、決められた作法に従い鮮やかな庖丁捌(さば)きで魚は切られます。
すべての所作は陰陽の理から成り、十分ほどの間に魚は或る一つの「切型」に変身します。
この出来上がりの切型は五十ほどの種類があります。


漢國神社の拝殿で神事が行われ、神前に置かれた包丁や鯉を祓い、参列者さんと全員を払います。
包丁式で使われる包丁を運びます。続いて、裁かれる鯉を運びます。
  

最初に、まな板の上に掛けられているシートをたたんで取り除きます。包丁を十字に構える事で、邪念を払って、いよいよ始まります。
 

包丁式は、手は一切触れず、包丁と真魚箸で鯉を切りさばいていきます。
二見鯉の完成です。鯉で二見岩を再現。
  

二見鯉を盛り皿に移し替え、拝殿に置かれます。続いて使われた包丁も置かれます。
 

神事の続きが行われ、祝詞奏上があります。続いて、神様からのご褒美で真綿が庖丁人に掛けられます。
神様に対し、ありがとうの意味を込め、神様とみなさんに、こんな良い物をいただいてと報告する舞を披露。
最後に、ゆりの花で玉串をした後に庖丁人に対して感謝状が贈られます。
   

祭事が終了すると漢國神社を出て直会があります。拝殿には盛飾りが置かれています。なお奉納作は、年度により違います。
 


2010年に行われた「鎮華三枝祭」の様子です。

〜漢國神社の行き方〜
JR「奈良駅」下車、徒歩15分。/近鉄「奈良駅」下車、徒歩3分。

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