鍵の蛇巻き(八坂神社)

6月第1日曜日に八坂神社で鍵の蛇巻きが行われます。(奈良県田原本町:6月の歳時記)
蛇巻きが始められた起源は分かっておらず、田
植えの時期に雨が降るように祈願し、五穀豊穣と無病息災を兼ねて行われています。


蛇巻きは、稲わらで作られており、作業は、その年の当屋が行います。
鍵の蛇巻きは頭の部分が大きく、稲わらの大束が5つで作られています。
下の4束は、それぞれに藁の数が決められているそうです。上の束だけ、少なめの藁の数です。
胴の部分は、稲わらと麦わらで6本の縄で三つ編みにされています。
 

最初に蛇の上で神事が13:30頃に行われます。
蛇の上には、ボンサン膳(お供え物)や、ドサン箱が置かれています。祭文が読まれた後に、蛇と関係者さんの祓い。
  

米、塩を蛇の頭部と胴体に振りまき、酒を頭部に注ぎます。
  

神事が終わると鍵の地域内で、今年、祝い・めでたい事がある家に竹筒の棒を担いで行きます。
先端にはドサン箱が付けられています。
ドサン箱の中身は、当日の朝に頭が集まり榎の木の枝で農具の模型を作って入れます。農具の模型とは、鎌・鍬・鋤・槌などです。
頭(かしら)に入った新入り2名が祝いの家々に回ります。
祝いとは、新居・結婚・出産(男児)などです。2011年は地域に3軒あるそうです。
祝いは、毎年、数が増減するので、多い時は6ヶ所ほど回ったんだとか。
竹筒を家の玄関に入れ頭と子ども達が手を叩いて祝します。そして祝儀をいただきます。
  

蛇を担ぐのは当屋さんと14〜17歳までの男子が中心で、
17歳の青年は、これが終わると成人の仲間入りとなります。元服の儀式でもあります。
胴体と言うか、後ろの綱は、14歳以下の、お子さんが。
八坂神社の鳥居の下を担いでくぐります。蛇は14:00頃に出発し、地区内の家々を回って行きます。
  

北中学校の前あたりに、「はったはん」と言う場所があり、ここに250K近い蛇の頭を置き、胴体を木に吊します。
尾の先端は、その年の恵方と決められています。2011年は南南東。
15:15頃に最後の神事が行われ終了します。鍵は頭が下なので下り龍と言われています。
  

2011年に行われた「鍵の蛇巻き」の様子です。

〜八坂神社の行き方〜
近鉄「石見駅」下車、徒歩15分。

きょうの沙都(トップ)