献氷祭(氷室神社)

5月1日に氷室神社で献氷祭が11:00より行われます。(奈良県奈良市:5月の歳時記)
献氷祭は、製氷・販売・冷蔵・冷凍・低温物流などの業種、団体さんが参列し今年の天候と業績成就を祈願します。
本殿前には昇り龍の彫刻の奉納が。2年前までは、氷柱に魚や花などが入れられていたようです。


奈良時代には平城京の東の春日野に氷池や氷室を設け、風の神・朝日を仰ぎました。
東山の神を御蓋山の麓に祀り、これを氷室の守護神として盛んに貯氷を興し、
順調な季節の推移と、豊作を祈願する祭りが営まれました。
これが平城七朝の氷室で、世に平城氷室とも御蓋氷室とも春日氷室とも称されました。

氷室神社には30もの氷柱が神社一体に置かれています。
当日は、かち割り氷り水やかき氷が無料接待されます。
かき氷は、今年からのようです。密も赤・オレンジ・青・白がありました。


最初に神事が行われます。祓いや儀式、祝詞など。
奉弊の儀では、各、参列者さんに大弊を渡されます。それを本殿前に奉納されます。
舞楽殿では神主舞(納曽利)があります。


続いて、冷凍氷業界物故者慰霊祭と功労者の感謝状贈呈があります。


最後に、氷業の代表者さんが挨拶して献氷祭+慰霊祭は終わります。
この後、14:00より舞楽(南都流舞楽)が行われます。氷室神社は舞楽の発祥地として知られています。
明治維新に三方楽人(奈良・大阪・京都)が一本化された時、
奈良の南都流舞楽は上京しなかったので独自の舞楽が残りました。
上京した大阪・京都は現在の宮内庁楽部になりました。

舞楽奉納の時は、拝殿のまわりが開放され、どこからでも見られます。
舞楽演目は6演目あり、雅楽が1つと見応えがあります。※演目は年度により変わります。
この舞楽を毎年、楽しみにされている方も多くおられます。
【振舞・左方】
【振舞・右方】
【加殿】
【登天楽】
【抜頭】
【納曽利】
最後は、雅楽で長慶子です。

すべて終わると撤饌があり参加された方、全員にお下がりがいただけます。


2013年に行われた「献氷祭」の様子です。

〜氷室神社の行き方〜
近鉄「奈良駅」下車、徒歩12分。

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