文殊堂出船祭(天橋立廻旋橋付近)

7月24日に、天橋立廻旋橋付近で、文殊堂出船祭が行われます。(宮津市:7月の行事)
文殊堂出船祭とは、中国の文殊菩薩様と龍との話から行われています。
言い伝えによると、龍が村人を襲い苦しめていました。なんとか龍を、おとなしく出来ないものかと村人は困り果てました。
文殊菩薩様は、龍を改心させると聞き、中国から来てもらい、千年もの長い期間、龍に説法を説き、悪龍から善龍に変えたと言う話です。

当日は、海上に300本前後の篝火に火が灯され、花火も打ち上げられます。海上は火と光の景色に変わります。
海上舞台では、文殊菩薩様と龍の戦い、菩薩舞や龍舞が踊られます。また、灯籠流しも行われます。


(左)2時間前の海上舞台です。(中)海上の篝火です。(右)智恵の輪燈籠と、廻旋橋です。
ちょうど、船が通るために廻旋橋が180度回転。



オープニングが19:30に始まりました。最初に、文殊堂出船祭のストーリー等の紹介があります。
続いて、海上ステージで森美和子さんの篠笛の演奏が行われ、出船太鼓と篠笛の競演です。
※内容は年度により変わります。



続いて、子供達の笛・太鼓の演奏や、踊りがあります。そして、宮津おどりが披露されます。


海上舞台では、引き続き踊りが紹介されましたが、時間になったのか、文殊堂出船祭が突如、20:00頃に始まりました。
突然、文殊堂から鐘の音がゴ〜ンゴ〜ンと鳴らされます。海上舞台の照明は消されます。
文殊堂から、先頭の2人が松明を持ち、僧侶さんが来られます。智恵の輪燈籠に文殊堂からの火を点火します。
更に、松明で篝火に火をつける採火の儀式が行われ、海上に向かって法要が行われます。


智恵の輪燈籠前で、採火の儀式と平行して海上舞台に龍が登場します。
篝火に火が移されている時に、もう一つの龍が廻旋橋を渡ってきます。
龍は、廻旋橋に向かう前にも、参道で龍舞を行いながら橋に登場します。
スポットライトを浴びて、橋を2度ほど往復した後に渡ります。
海上舞台に、子供達が提灯を持って、出船を呼ぶ儀式の準備が。


2人が、舞を踊り、文殊菩薩様を呼び出す文殊会の儀式が行われます。
舞が行われている途中に、海上舞台を船に乗った文殊菩薩様が登場します。船は舞台を通り過ぎ、廻旋橋より向こう側に。
舞は続けられ、船は戻ってきて海上舞台に到着。文殊菩薩様が登場し、舞台上で、文殊菩薩様が菩薩舞を踊られます。
その頃には、海上に多くの篝火に火がつけられています。灯籠流しも行われます。


文殊菩薩様の菩薩舞が終わると、海上舞台に作られた台座に上がります。そこに、龍が登場します。
海上舞台で悪龍が暴れ回ります。もう一つの龍が廻旋橋に登場します。橋を2度ほど行ったり来たり、龍舞も行います。

海上舞台の悪龍は、口から火を何度も噴きながら龍舞を行います。


文殊菩薩様は龍に説法を説き、時には、文殊菩薩様と龍との戦いが行われます。
文殊菩薩様の台座の下の部分に何カ所も仕掛けがあり、火(花火)が出ます。龍も火を噴き、火が飛び合います。
説法を龍に説き、ようやく龍に通じた時、
海上舞台の下に仕掛けられた、花火のような泡で演出されていて龍は悪龍から善龍に変わります。



文殊菩薩様が龍に近づき、善龍と菩薩様の歓喜の舞が行われます。
龍は、2頭になり、海上舞台で龍舞が繰り広げられます。



めでたしめでたし、となった時に海上舞台の回りから花火が噴き出し、その直後に打ち上げ花火が上がります。
海上舞台は照明が消され、海上には篝火が、上空には打ち上げ花火が華を添えます。


始まる1〜2時間前に場所取り(三脚や椅子)が始まります。舞台は海上なので、広範囲から見ることが出来ます。
ポイントは、海上舞台と、智恵の輪燈籠と、廻旋橋です。あとは、灯籠流しと海上の篝火です。
花火は廻旋橋付近からが綺麗です。

2008年に行われた「文殊堂出船祭」の様子です。

〜天橋立の行き方〜
KTR「天橋立駅」下車、徒歩4分。

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