摩耶詣祭(摩耶山天上寺)

3月最後の土曜日か日曜日に摩耶山天上寺で、摩耶詣祭が10:30に行われます。(兵庫県神戸市:3月の歳時記)
摩耶詣祭は春を呼ぶ行事として、また山開きとして…
摩耶山は、古くから旧暦二月の初午の日に、近郷の村びとが飼い馬を連れて天上寺に参拝し、
馬の息災と無事繁栄を祈り、厄除護符を授かり摩耶昆布を買い、馬に花かんざしを頭に飾り馬の労を願ってました。
西国の奇祭と言われ全国に知られていました。明治まで馬を飼う農家が多く盛んに摩耶詣が行われていました。
多いときで300頭もの馬が参ったとか。このような大規模な馬詣では他に例が無く奇祭と言われてました。
昭和になると馬を飼う農家が減少し、僧侶だけで馬頭観音の前で祈祷のみ行われるようになりました。
平成になり摩耶詣を残そうと、平成5年に復活し、阪神淡路大震災があった7年から中断。
平成14年より摩耶詣と春の山開きを兼ねて復活に至る。


天上寺の堂内で閼伽御供が最初に行われます。
閼伽御供(あかごくう)産湯の井よりいのちの源の閼伽水を汲んでお供えする儀式。


菜の花御供(なのはなごくう)摩耶詣にゆかりの深い菜の花をお供えする儀式。
 

続いて本堂前で御馬詣(おんまもうで)馬の厄を払い息災を祈念して花かんざしを授ける儀式。
ミニチュアホースの若葉が妊娠中との事で安産の御守りも授与されました。


儀式が終わると天上寺から掬星台までパレードが行われます。
山伏さんが法螺貝を鳴らし、住職や巫女装束さんが続き、木曽馬とミニチュアホースの若葉。


パレードが到着するまで掬星台では、だんじり演奏が。お馬のパレードが掬星台に到着。周囲をまわります。


摩耶山の春の山開きの行事が行われます。天上寺の住職さんからお話があり、天に向かって…
巫女装束姿の4名が、次に行われる柴燈護摩供の祭壇に菜の花を供えます。


春の山開きを兼ねて柴燈護摩供が。山伏さんは聖護院さんでした。
問答から始まり、四方・中・鬼門に矢を。短剣にオノ。


祭文で松明に点火して護摩壇に。火床に護摩木を入れ終えると祭事は終了します。


最後は、摩耶昆布(都こんぶ)をいただきます。この日は、摩耶鍋(200食)が。ゆるキャラのしゅげんくん。


この日は、特別にケーブルの始発の時間が40分ほど早くなります。

2015年に行われた「摩耶詣祭」の様子です。

〜摩耶山天上寺の行き方〜
摩耶ロープウェイ「星の駅」下車、徒歩10分。

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