入初式(温泉寺・有馬小)

1月2日に入初式が温泉寺で10:00に行われます。(兵庫県神戸市:1月の歳時記)
有馬温泉は行基菩薩によって温泉を再興し町が繁栄しました。
その後、水害の為に町は壊滅状態になった時、仁西上人によって温泉を再修し繁栄させました。
入初式では、行基菩薩・仁西上人の恩徳を偲び、温泉の繁栄を祈って、毎年、続けられています。


温泉寺と湯泉神社が一緒になっての祭事です。神輿と稚児さんがが神社から下りてこられます。
練り行列が出発する前に、新しい年を祝って、年のはじめ〜♪を唄います。
 

時間になると、温泉寺から練り行列が出発。練り行列では、輿に行基菩薩・仁西上人の御像を乗せます。
神仏が一緒になった行列で、神官・僧呂・神輿や芸妓さんらが…
  

有馬温泉の町を温泉寺〜有馬小学校まで練り歩きます。
  

練り行列は、有馬小学校の講堂に入ります。ここで神仏合同の式典が11:00頃にあります。
祓いや祝詞・玉串と、一般的な神事です。祝詞が終わると、中央の大きな桶に湯を入れていきます。
  

続いて、湯もみ行事がおこなわれます。
初湯をもんで適温にさまします。湯もみは、白衣赤袴の湯女連が太鼓と囃子で演じます。
 

湯もみが終わって、その初湯を今度は行基菩薩・仁西上人の御像のまわりの器に移します。
そして、仏事がおこなわれます。仏事の最後に灌仏をおこないます。参列者さんも灌仏をおこないます。
  

仏事が終わると、入初式の歌と踊りがあります。
入初式の歌
枝も栄ゆるわか緑 仰ぐにあかぬ御代ぞひさしき
滝の白糸いとしうてならぬ ゆるせ主あるわが片袂
落葉山こそ名所なり めでたしめでたし打ちましょ打ちましょ

踊りが終わると、祓い行事があります。
浄米をゴザの上に撒いて祓います。それを芸妓さんが若松の枝で白紙に掃き寄せ集めます。
  

その後、挨拶や祝辞などがあり式典が1時間ほどで終了し、行列は温泉寺・湯泉神社に戻っていきます。
 

途中で、湯女は帰る興に向かって「戻せ戻せ」と呼びかけ、道路上で行きつ戻りつを太鼓の合図と共に三度おこないます。
これは、仁西上人を慕い惜しんだのを表しているのだとか…
 

行列は温泉寺・湯泉神社に戻っていきます。
  

2012年に行われた「入初式」の様子です。

〜温泉寺の行き方〜
神戸電鉄「有馬温泉駅」下車、徒歩10分。

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