この会を始めようと言い出しましたのは、代表である私(早苗)でした。
今を去ること約15年前、勤務しておりました大阪府立文化情報センターで、
ムジカ ティハウスの堀江敏樹さんにお願いをして新春談義「大阪紅茶物語」を
開催したことがありました。当時、「私は紅茶が好きだ」というだけで、詳しくはありませんでした。
そこで「紅茶」の話しをしてもらって、大阪食文化の中で「紅茶」はどんなものなのか、
考えてみたいと企画をしたわけです。特に、堀江さんが、戦後50数年間、この大阪の
堂島で紅茶店「ムジカ ティハウス」をやってこられたことに、強い関心を持っておりました。
そこで、大阪で紅茶に携わり、一生懸命「紅茶」にこだわっておられる方にも集まって
いただき、「紅茶」を通した大阪食文化がどんなものであったかを聞かせていただこうという
案を当時の上司に提出しましたら、見事に却下されました。この企画を再度練り直して実現
するまでに2年かかりました。その頃、大阪府立文化情報センターというのは、大阪府文化
課主管の生涯学習と文化振興を中心に、生涯学習を実践する場として全国に先駆けて作ら
れた大阪が誇る生涯学習センターでした。この企画が実現できることになり、この事業は
大阪府の文化事業として実施することになりました。その時にお招きしたのは、堀江さんと
亡くなられましたカナディアンの山田泥庵さん、それから紅茶喫茶「寒月」の小川さんで、
大阪の紅茶に携わってこられた方ばかりでした。この三人の紅茶談義が広報されると、
大きな反響があり、非常に多くの人々に集まってこられました。定員150人の会場に
200人を超える盛況で、会場はパンク状況でした。
その後は、その生涯学習の場から離れておりまして、ムジカに来る機会がありませんでした。
時折、ムジカにお邪魔した時に、堀江さんとの会話で、また「大阪紅茶物語」をやってみた
いね、と話をしていたことも脳裏から離れませんでした。そうこうしているうちに、新しい職場
に移り、ゆとりもできるようになりました。
2年前までは、私は大阪府の人間でしたが、今は民間人で何ももっておりません。そこで
旧知の八木さんと大原さんの二人に気の毒な協力をしていただくことにしました。一蓮托生
ということで、たまたま三人の名前に「良」(リョウ)がついていたものですから、紅茶好きオヤ
ジ「三良会」(サンリョウカイ)と名づけてこの会をスタートすることにしました。また、立ち上げ
にあたり、堀江さんには場の提供をしていただき、いろいろとご支援をいただきましたことを
厚くお礼申し上げます。
会の基本的な趣旨は、「紅茶好き」のサロンとして交流とか情報の交換の場にしたいと思
っています。さらに、関西の紅茶を通して関西・大阪の文化を啓発し、この場から関西・大阪
の紅茶文化の情報を発信していきたいと思います。
皆さんの知識や経験をどんどん話してもらって共有財産としていきたいと思っています。
また、この会にボランティアで協力してくださる方がおられましたら、ぜひご参加いただきた
いと思っています。
生まれて間もない会ですが、皆さん方のご理解をいただき、たくさんの人たちに来てもら
って、紅茶の輪がおおきくなっていったらいいな、と思っています。そのためには、
紅茶好きのあなたがこの会の「核」となります。その自覚のもとでいろんな人たちを連れてき
てくだされば、とそういう勝手なことを思っております。
我々はあくまで会をスタートさせた発起人です。これから紅茶を楽しむという趣旨を大切
にしてくださる皆さんとともにこの会を創造していきたいと思っております。
代表 早苗 良雄