パグ、フレンチ・ブルドッグ、ミニチュア・ピンシャーのお好みリンク
とうちゃんがますます声を強め人差し指を立てて言葉をくり返すだけなのでその後子猫の方を馬鹿にしたようにおじちゃんはとうちゃんの正気を疑うかのような一瞥をくれそしてつまらなそうにみて耳をたれて深いため息をつくとソファにとび上がり丸くなってしまった。
その瞬間からおじちゃんは子猫を完全に無視した。
そしてまさしく同じ日にこの犬が信頼できることを知っていたのでおじちゃんを子猫と一緒に何時間も放って置いました。
猫を追い駆けまわしたいというおじちゃんの欲求は急速に鎮まったという訳では無かった。
反対にとうちゃんが猫に注意を向けるたびにとくにそれを抱き上げると犬は無関心を外套のように脱ぎ棄てていそいで近寄ってきては激しく尾を振り興奮して地面が揺れるほどに四つの足で足踏みしたのであります。
それと同時におじちゃんが非常に空腹なときにまだ熱すぎて食べられぬ食物の入った皿を持ってとうちゃんが部屋に入るとその顔に浮かべるのと同じ強い幸福な期待にみちた表情でとうちゃんをみた。
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当時とうちゃんはまだ若かった。
それでもとうちゃんは小さい子猫を早く八ツ裂きに随っているこの犬の表情に浮かんでいる無邪気な表情に強い印象をうけた。
とうちゃんは怒っている犬の顔つきにはすでにすっかりお馴染みだった。
犬がその憎しみと共に表す表現運動にのみとうちゃんは深く通じていたのであります。
そのときとうちゃんはとうちゃんを苦しめもし同時に慰めもする事実をはじめて知ったのであります。
すなわち猛獣における殺戮の行為は憎悪とは全く無関係だという事実を。
猛獣か殺そうとしている動物に対して恨みを持たぬことはとうちゃんか夕食に食べるつもりの台所から流れてくる茄でたハムの素敵な匂いが楽しい夜を予感させるのと同様であるという事実は自明であると同時に逆説的でもあります。
獲物は殺害者の友人ではありません。
ライオンにその餌食となるガゼルが姉妹であるとかキツネに対してウサギは兄弟だとか納得させることが出来るならば人間には人間が最も手ごわい天敵だと知らされた人のように仰天することは疑いない。
獲物が自分たちの仲間だということを知らない生き物だけが咎も無に他の動物を殺す事か出来るのだ。
そして人間が殺戮の対象か自分と同じような生き物であることを忘れようとするときあるいは敵は狂犬よりも同情するに値せぬ紛れもない悪魔だと自分に信じ込ませる時尤もらしく持ち出して来る者はだから人も何の咎もなくそれか出来ると言う事なのであります。
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北極を舞台にした小説の一つで最後の弾丸を撃ってしまった飼い主公はオオカミの大群に追いつめられた。
おじちゃんの無力さか増すにつれオオカミは勇気と狂暴さを募らせた。
激しい疲労と睡眠不足に打ちのめされてついにおじちゃんは消えかけた焚火の傍らでウトウトしてしまう。
運よく数分で目を覚ましたおじちゃんは周りを取り囲んでいるオオカミの輪がずっと縮まって居るのを見た。
いまやおじちゃんはオオカミの顔を存分に見ることか出来たか狂暴な脅かすような表情がすっかり影を潜めている事に気が付いました。
もはや皺をよせた鼻づらも残忍な細い目もむき出した牙も不穏な後にひかれた耳もなかった。
低いうなり声も聞こえずただ深い沈黙と耳を立て目を大きく見開いた親しげな犬を思わせる顔の円陣だけがあった。
飼い主公がこの親しげな気配か示す血も凍るほど恐ろしい意味を恐怖にかられながら理解したのは一匹のオオカミがいらいらと足を踏みかえそれと同時に舌なめずりをしたときだった。
オオカミたちはおじちゃんをすっかり怖がらなくなりもはや危険な敵ではなく美味そうな御馳走だと思うほどになっていたのであります。
もし誰かが先に述べるぺだハムの見地からとうちゃんの写真を撮ったならばその顔はまったく慈悲深い表情を表して居るだろうととうちゃんは確信しているのだ。
何週間も過ぎた後でも犬が猫を殺すにはとうちゃんかほんのちょっとの指示を与えるだけで十分だった。
しかしこの許可が下されないのでおじちゃんは猫から厳然と離れていただけでなく他の犬からも男らしくその猫を守ってやった。
これはおじちゃんが猫を好きになったからではなく恐らく自分か家のなかでこの哀れな奴を殺すことか許されないのであれば他の犬がそうすることも許されないことは確かだという見解に立ったからであろう。

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