犬も人間同様に白内障を発症するリスクがあります。
少しでも愛犬の目の健康のために、目の仕組みや白内障発症のメカニズムについて詳しく把握しておきましょう。

白内障へは誤った対処法は余計に症状を悪くしてしまう場合がありますので、正しい知識と認識を持つことが何よりも重要なことです。

 

白内障は目の中の水晶体(レンズ)が濁る病気です。加齢とともに発症リスクが高まりますが、その未然予防にサプリメントの摂取や紫外線を避けたり、眼精疲労をためないことが大切です。

愛犬の目の健康は正しい知識と認識を

犬の白内障の基礎知識

 

■結膜

 

結膜とは、まぶたの裏側と白目(強膜)の表面から黒目の周囲までを覆っている半透明の膜です。血管が豊富で、免疫反応を起こすリンパ組織もあり、外から目の中へ異物が入ってくるのを防いでくれる役割をしています。

結膜は小さい異物や感染症の原因となる細菌が眼の中に入るのを防ぐとともに、涙液の薄い膜を維持して目を守ってくれていますが、直接外界と接しているので、いろいろな病原物質にさらされやすい環境にあります。

よく聞く結膜の病気は、結膜炎は原因にかかわらず症状は似通っていて、結膜が充血したり、まぶたの裏側にデキモノができたり、目やにや涙が増え、かゆみやゴロゴロ感などの症状が現れます。結膜炎を起こす原因により、アレルギー性結膜炎、細菌性結膜炎、ウイルス性結膜炎などと呼ばれています。

 

■角膜

 

角膜とは、目の最も前のいわゆる茶目の前にある、透明な膜です。厚さは中央部で約0.5mm、周辺部の白目に近いところで0.7mm程度で、直径は11〜12mmです。目に入った光の焦点を合わせるための屈折は、水晶体(レンズ)で行っていると思われがちですが、目の屈折力の多くはこの角膜の部分で行われています。

したがって、ごくわずかな変形や混濁が視力には非常に大きく影響してしまいます。角膜は約0.5mmの透明な膜ですが、その構造は大きく5層に分けられます。眼の表面から、角膜上皮細胞層:数層の角膜上皮細胞からできている層で、その表面は涙液により保護されています。上皮細胞は、細菌などの付着から眼を守っています。

 

■虹彩(こうさい)

 

虹彩(こうさい)とは、脊椎動物及び軟体動物頭足類の目において、角膜と水晶体の間にある薄い膜のことで、瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光の量を調節する役割を持っています。カメラの絞りに相当する目で色のついた部分です。

中央には穴(瞳孔)があり、虹彩の中の平滑筋の働きにより、穴を大きくしたり小さくしたりして、網膜に入る光の量を調節します。人間の場合、虹彩の模様が個体によって違うことが知られており、このことを利用して個人認証を行なう場合があり、虹彩認証とも呼ばれています。虹彩の色はメラニン色素の量によって決まり、ブラウン、ヘーゼル、ブルー、グレー、グリーン、バイオレットなどの色があります。

 

■前房(ぜんぼう)

 

前房とは、黒目の表面にあたる角膜後面といわゆる茶目の部分にあたる虹彩、虹彩の付け根部分で前房水を産生する毛様体、そして瞳にあたる瞳孔によって囲まれた部分を指しており、房水と呼ばれる水分で満たされています。

房水は、水晶体や角膜などの各組織に酸素や栄養を送るとともに、眼の内部の圧力(眼圧)を調節し、眼球を適度な硬さに保つ働きをしています。房水は毛様体でつくられ、後房(虹彩の裏)から前房を通って隅角にあるシュレム管へ排出されます。

何らかの原因で房水の流れが悪くなると、必要以上の房水が溜まり、眼圧が高くなります。この前房が浅くなると、浅前房といい、緑内障を発症しやすくなると言われています。

 

■水晶体

 

水晶体とは、カメラでいうとレンズの役割をしている目の組織のことです。厚さは4mm前後で、直径9mmの無色透明の凸レンズの形状をしています。

眼球における屈折率の20〜30%を担っており、毛様体と呼ばれる筋肉からチン小帯で支えられています。近くを見るときには毛様筋が収縮し、チン小帯が弛緩することで厚くなります。

逆に遠くを見るときには毛様筋が弛緩し、チン小帯が引っ張られることで薄くなるといったように、遠近のピントを合わせ情報を伝えます。

長時間近くを見続けるなどの負担がかかると、一時的に元に戻らなくなることがあり、この状態を仮性近視と呼び、通常化すると近視と判断されます。この水晶体は加齢と共に硬くなるため、焦点の調節が難しくなります。

 

■毛様体

 

毛様体は前方にある虹彩と、後方にある脈絡膜の中間にあります。毛様体から毛様体小帯とよばれる細い繊維がのびて、目のレンズといわれる水晶体に付着し、眼球内に水晶体を支えています。

毛様体には毛様体筋という筋肉があり、この働きにより、水晶体の厚さをかえ、眼底にはっきりした像を結ぶ働き(ピント合わせ)をしています。この働きを調節とよんでいます。

前方にある虹彩と、毛様体、後方にある脈絡膜との3つを合わせてブドウ膜と呼んでいます。またこのブドウ膜は、固い白眼といわれる部分の強膜と、網膜の間に存在します。長時間同じ距離のものを見続けると一時的に毛様体が痙攣をおこし、近視のような症状が出ることがあります。

 

■ガラス体

 

ガラス体とは、硝子体(しょうしたい)とも呼ばれていますが、眼球の中の器官の一つです。水晶体の後方にあって、内腔を埋めるための透明な卵白よりやや硬めのゼリー状の組織で、99%は水分から作られていますが、主な成分はたんぱく質(コラーゲン)でできています。

眼球の奥では一部網膜とくっついていますが、ほとんどは軽く接しているだけです。眼球の外側を覆う強膜と共に眼球の形を保つための役割を担い、また、眼球の中に入ってくる光をを分散させる作用を持つとされています。

このガラス体は、加齢と共に成分変化や収縮が起こりやすくなり、網膜裂孔や網膜はく離などの発症に大きく関与しているといわれています。

 

■網膜

 

網膜とは、カメラでいうところのフィルムの役割を果たす器官で、10層からできているとても薄い膜で、厚さは中央部で0.3mm〜0.4mmといわれています。

正常な視覚を持っている人は網膜上で焦点が合いますが、近視の場合は手前に、遠視の場合ならば後方に焦点がずれるため、像がぼけて見えてしまいます。網膜は光を電気信号に変換するという重要な器官であり、その情報を脳へ伝えることで映像認識が可能となっているのです。

網膜の中心部は視力に最も関係している部位であり、黄褐色に見えるため、黄斑部と呼ばれています。 さらに黄斑の中央部は網膜が0.05mm程度と薄くすり鉢状に凹んでおり、中心窩は、視力が最もよい場所です。

 

■ピントが合う仕組み

 

正常な目で全く目に緊張がない場合、遥か遠くにある映像の光が目に進入すると、その光の焦点は網膜上で結ばれます。目が今のままの状態で、もし近くの映像を見ようとすると、その光の焦点は網膜より後ろで結ばれてしまい、近くの映像はぼやけてしまいます。

そこで目の中には調節力と呼ばれる機能があり、この機能を使う事より、近くの映像も見る事ができる様になっています。具体的には、水晶体を伸ばしたり膨らませたりする事により、映像のピント(光の焦点)を網膜上に合わせています。

近くの映像を見ようとする程、水晶体を膨らませる必要があります。水晶体は、毛様体とチン小帯に支えられていますが、水晶体には弾力性があり、毛様体が緊張すると、水晶体を支えるチン小帯の引っ張りが緩められるので、水晶体の自らの弾力により膨らみます。

水晶体は、プラスレンズの機能を有しており、膨らむ程その水晶体の光の屈折力は大きくなります。よって目の中に結ばれる光の焦点の位置は、水晶体が膨らむ程水晶体側へ引き寄せられるのです。

 

■平均的な視野

 

目を動かさずに見る事ができる範囲の事を視野といいます。同じ物を見た時でも、右目と左目とで見た時では見える角度が若干異なります。また、片目でも形や色は見分ける事はできますが、奥行きは正確に見分ける事は出来ません。

視野の角度は、横方向で約200度(片目だと約160度)、縦方向で約120度見えます。視神経は左右がクロスしており、大脳の視覚中枢へ伝わる時伝送される像は左右入れ替わることを視交差といいます。

よって右目の網膜に写った像は左脳の視覚野へ、左目の網膜に写った像は右脳の視覚野へ伝送されています。網膜上で写し出されている映像は実際の物とは逆に写っており、この視交差の機能により、大脳では実際の物と同じ様に見える様に補正されています。

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