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感覚統合理論

1960年代、アメリカのエアーズ作業療法士が、当時問題になった学習障害児のための治療法とその論拠を発表したものが感覚統合理論です。
日本には30年程前、導入されその実践と原理は数々の臨床の場で応用されています。

基本の考え方
人間の感覚は

 見る・聞くなどの五感
 の他

 固有受容覚(筋肉・関節からの感覚)

 前庭感覚(重力を感知する身体バランス感覚) 
などがあります。

私たちの脳は、無意識のうちに、これら全ての感覚を効率よく判断調整し、適切な行動に移します。
この様々な感覚の連携プレーを「感覚統合」といいます。
そして身体がうまく動かせない、言葉がうまく話せない、学業の遅れといった症状の原因のひとつに、感覚統合がうまくなされていないことがあるという考えです。

感覚統合訓練は、触覚・固有受容覚・前庭感覚を特化して、訓練し、まず脳幹、土台の神経系を発達させようというもので、この訓練を0.1.2歳の発達に合わせ、楽しく体系化したものがベビーバランスボールなのです。

右の図はエアーズの感覚統合の発達表です。

生まれた日から一つ一つの感覚は連携しあい、少しずつ発達し、6歳ごろ、大脳新皮質が司る「脳の最終生産物」へと到達していきます。

下(脳幹)から上(大脳新皮質)への発達です

子供が学校で行なう勉強も、身体をいっぱい動かし、触り、関わることで、脳幹の神経系を発達させること=感覚統合の発達が土台となっていることが分かりますね。
集中力・自尊心・自己抑制・教科学習能力・自尊心‥話す・言語 大脳新皮質
注意の持続・情緒の安定 大脳辺縁系
身体のイメージ・身体の両側協調・運動企画
重力への安心・目の動き・姿勢バランス・筋緊張 吸う・食べる 触れられることへの安心感・母子の絆 脳幹
五感 前庭覚 固有覚 触覚 司る脳の部分
その実践
感覚統合には、分かりやすい2つの理論があります。
一つは「脳の上位部分は下位部分に依存する」ということ。
発達表の一番下、脳幹の発達をおろそかにして、ベッドに寝かせ、机に座らせおとなしくさせてばかりいると「人間としてよく生きる」大脳新皮質の領域が、危うくなってしまいます。

もう一つは「こどもは自分の神経系が発達する遊びが好きである」
こどもは、発達のそれぞれの段階で身体を使った大好きな遊びが出てきます。それは、「高い、高い」だったり、お父さんの腕につかまってぐるぐるまわしてもらうことだったりします。「抱っこ」もそうです。
もっと、もっと、と子供がせがむ動きは、子供の神経発達に今、必要な動きなのです。

さあ、今までの説明で脳幹の神経系の発達が大切なのは、お分かりいただけたと思います。
では、どうすれば発達を促せるのでしょうか。

答え。前庭、固有、触覚をあらゆる角度から刺激する機会をたくさん与えてあげること。

たとえば、前庭覚を例にとると、高い高いは上下に加速する刺激、ブランコは前後の揺れ、ハンモックは左右の揺れ、「抱っこおんぶ」はママの姿勢で色々に刺激が変わる万能の刺激。身近なものでも様々あります
。ですが、日常では、意識しないと回転や加速など前庭感覚を刺激する機会はありません。バランス感覚が整わないとハイハイもできず筋肉運動が遅れるという結果に成りかちです。

よく、子供が幼稚園に通う頃になると、「うちの子ブランコにも乗れないの、自転車にも乗れないの、よく転ぶし」と、自分のこどの運動発達を残念に思うママがいます。それはブランコにのる為の前庭覚やチェーンを握る握力、運動企画の発達が整っていないのであって、その子が運動オンチなのではありません。
しかし本来、乗れる子より刺激を与えられるべきなのに、自力で楽しめないので「外遊びが楽しめていないように見える」「身体を使った遊びは苦手」「おうちで静かに遊びましょう」と逆の方向に進んでしまうことが多いのが残念です。

結論は子供の喜ぶからだを大きく使った遊びをしましょう。それがどの子も目指す「人間として素敵に生きる」土台になるんですよ。と、言うことです。

        乳幼児のために考えられた楽しい脳の発達プログラム ベビーバランスボールは、こちら

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